この記事を読むと分かること
- mouse DAIV N6のスペック・価格・評判
- mouse DAIV N6は、他のノートパソコンと比較してどのような優位性・弱点があるのか?
- mouse DAIV N6はどんな人におすすめのノートパソコンなのか?
mouse DAIV N6は、mouseが販売している高性能モバイルワークステーションです。また、ゲーム映像の処理能力に優れたグラフィックボードを搭載しているため、仕事だけでなくゲームなど用途に使いたいという方にもおすすめできるモデルです。
以下では、mouse DAIV N6の詳細なレビューを紹介しているので、購入を考えている方はぜひ検討材料にしてください。
mouse DAIV N6ってどんなパソコン?(スペック・価格)
mouseのモバイルワークステーション
特徴
- Intel第13世代の最高性能CPUを搭載
- グラフィックボードにはGeForce 4090を採用
- CG制作から3DCAD、4K・8K動画編集まで
mouse DAIV N6は、CPUにCore i9-13900HX、グラフィックボードにGeForce RTX 4090(Mobile)を備えたワークステーションノートです。また、メモリやストレージ容量も大きいので、同時に複数のアプリケーションを利用するなどのマルチタスク性能も高く、デザイナーや動画編集者には特におすすめのモデルです。また、グラフィックボードのフレームレート値も高く、外付けディスプレイを利用すればほとんどのゲームを快適にプレイできる点も特徴のひとつです。
スペック例 | |
商品名 | mouse DAIV N6 |
参考価格(税込み) | ¥549,800 |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Core i9-13900HX |
バッテリー駆動時間 | 約 8.0時間 |
グラフィックス | GeForce RTX 4090(Mobile) |
メモリー | 64GB (シングルチャネル) |
システムストレージ | 1TB (NVMe) |
ディスプレイ | 16.0型 液晶パネル (ノングレア) |
WEBカメラ | 200万画素 |
質量 | 約2.44kg |
mouse DAIV N6 性能の確認と比較
CPU性能の確認
以下の表は、mouse DAIV N6に搭載されている「Core i9-13900HX」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているCPUとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
2023最新 | CPU性能(ベンチマーク) | おすすめの用途 |
Core i9-13980HX | 48,794 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-13900HX | 45,659(当モデル) | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-13900H | 30,982 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-12900H | 28,784 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-13700HX | 34,306 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-13700H | 29,487 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12800H | 24,597 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12700H | 26,796 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-1360P | 19,746 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1260P | 17,085 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1260U | 13,019 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1165G7 | 10,460 | VDDSOF |
Core i5-12600H | 22,704 | VRCa動デOf |
Core i5-1240P | 17,401 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-1345U | 16,073 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-1235U | 13,635 | 2CVDDSOF |
Core i3-1215U | 11,664 | VDDSOF |
Celeron N4100 | 2,435 | Of |
mouse DAIV N6に搭載されている「Core i9-13900HX」はインテルの第13世代ノートパソコン向けCPUの中でもトップクラスの性能のモデルです。第13世代モデルでは、第12世代のモデルと比べるとEコアと呼ばれる効率性を重視したコアが多く積まれており、総合的な性能(マルチスレッド性能)で大きく向上しています。そのため、第12世代の同グレードのCPU(Core i9-12900H)と比べても約1.58倍性能が向上しています。
また、第12世代以降のCPUでは大きなモデルチェンジがあり、第11世代以前と比べてコア構成が大きく変わっています。第11世代以前までは、同性能のコアを複数のせることでCPU設計を行っていましたが、第12世代以降では省電力で効率性を重視した「Eコア」とパフォーマンスを重視した「Pコア」を適切に配分することで、より省電力化に優れたCPU設計を行っている点も大きな特徴です。
グラフィックボード性能の確認
以下の表は、mouse DAIV N6に搭載されている「GeForce RTX 4090(Mobile)」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているグラフィックボードとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
グラフィックス性能 | おすすめの用途 | |
GeForce RTX4090 | 30,032(当モデル) | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4080 | 26,885 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4060 | 18,653 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX 3500 Ada | 19,382 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX 2000 Ada | 15,129 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080Ti | 20,421 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080 | 16,681 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070Ti | 18,413 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070 | 15,473 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3060 | 13,183 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3050Ti | 9,983 | 4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3050 | 9,251 | 4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1650 | 6,969 | 2CVDDSOF |
GeForce GTX1060 | 8,161 | 4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX A3000 | 12,704 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX A2000 | 10,156 | 4K2CVDDSOF |
Intel Iris Xe Graphics | 2,709 | VDDSOF |
Intel UHD Graphics | 1,495 | OF |
「GeForce RTX 4090(Mobile)」シリーズは、DirectXと呼ばれるゲームグラフィックス処理のAPIに最適化されたグラフィックボードで、ゲーミング向けの最高グレードのグラフィックボードです。また、GeForce RTX 40シリーズは、以前の30シリーズと比較しても大きく性能が向上しており、例えば、「GeForce RTX 4090(Mobile)」と「GeForce RTX 3080Ti(Mobile)」を比較すると、「GeForce RTX 4090(Mobile)」は約1.5倍性能が向上しています。
それだけでなく、NVIDIAには、専用の「NVIDIA Studio」というグラフィックボードをクリエイター向けに最適化できるドライバが用意されており、「NVIDIA Studio」をダウンロードしてインストールすることで、よりクリエイティブな作業に適したPC環境を構築することができます。
GeForce Experienceというソフトを使えばボタンひとつで切り替えができるため、ゲームをする時は「GeForce Game Readyドライバ」、クリエイティブな制作などの作業を行うときは「NVIDIA Studioドライバ」というように切り替えて使えば、様々な用途でストレスなく快適にパソコンを使うことができます。
用途別推奨ベンチマークスコア
- 12,000~ VR・CG制作、3D動画編集、機械学習(AI)、マイニング等
- 10,000~ 4K動画編集、エンコード等
- 5,000~ 2DCAD(AutoCAD、JWCAD)等
- 2,000~ 動画編集、エンコード(Adobe PremirePro)、デザイン(Adobe Photoshop、Illustrator)等
- ~2,000 office(Excel、Word)等
メモリ・ストレージ性能の確認
mouse DAIV N6では、標準構成でメインメモリ(RAM)に64GBのメモリ、ストレージには1TBのSSDを搭載しています。ノートパソコンのメモリ・ストレージ容量の中ではかなり大容量で、複数のアプリケーションをマルチタスクで処理してもスムーズに動いてくれます。
以下は、mouse DAIV N6に搭載されているメモリの規格です。転送速度に関しては、上位の規格で、動画の書き出し(エンコード)作業なども比較的にスムーズに行えます。
規格 | 転送速度(GB/s) |
DDR5-5600 | 44.8 |
DDR5-5200 | 41.6 |
DDR5-5000 | 40.0 |
DDR5-4800 | 38.4(当モデル) |
DDR5-4000 | 32.0 |
DDR4-4266 | 34.1 |
DDR4-3600 | 28.8 |
DDR4-3200 | 25.6 |
DDR4-2666 | 21.3 |
DDR4-2400 | 19.2 |
DDR4-2133 | 17 |
DDR4-1866 | 14.9 |
DDR4-1600 | 12.8 |
また、ストレージについては、SSDに最適化されたNVMeという規格のSSDを採用しており、データの読み込み・書き出しが高速に行えるという特徴があります。
ディスプレイの確認
mouse DAIV N6は、「WQXGA:2560×1600(アスペクト比16:10)」のips液晶を採用しています。高輝度、高コントラストの映像が特徴で、また、画面を縦に広く使えるアスペクト比のたま、デザインや動画編集などの作業に適しています。
以下は、ディスプレイの詳細性能です。
-
- 映像美
- 5
-
- 応答速度
- 3
-
- コントラスト
- 5
-
- 視野角
- 5
-
- フリッカー
- 4
持ち運び性能(バッテリー駆動時間・重量)の確認
mouse DAIV N6は、重量が約2.44kgとモバイルワークステーションの中では普通です。バッテリー駆動時間は、それほど長くないのでゲームや動画編集、デザイン作業などをする場合はコンセントにつなぎながらすることがおすすめです。
持ち運びについては、外でコンセントに接続できる環境などがあるのであれば、少し重たいですが問題なくできるといえます。
公表値 | 約8時間00分 |
音楽再生 | 4時間05分 |
動画編集 | 2時間05分 |
※1. 音楽再生はMedia Playerでmp3ファイルを再生。
※2. 動画編集はpremire proでHD動画を再生。
接続規格の確認
接続規格には、以下の規格が備わっています。
- Thunderbolt4(Type-C)端子 × 1
- USB Type-A × 3
- USB Type-C × 1
- SDカードスロット× 1
- LAN端子 × 1
- HDMI端子 × 1
- ヘッドホン出力/マイク入力端子 × 1
- 水冷チューブ接続ポート
- セキュリティスロット
SDカードスロットが搭載されているので、写真や動画を取り込むことが多いという方には重宝します。
また、mouse DAIV N6自体のディスプレイは、一般的な応答速度の液晶を採用しているので、ゲームをする時はType-CのThunderbolt4規格を利用したゲーミングディスプレイへの出力などを行う方法をがおすすめです。
BTOカスタマイズについて
以下がmouse DAIV N6のBTOカスタマイズです。
OS | Windows 11 Home | +0円 |
Windows 11 Pro | +8,800円 | |
メモリ | 64GB | +0円 |
32GB | -23,100円 | |
16GB | +8,800円 | |
ストレージ | 1TB | +0円 |
2TB | +22,000円 | |
4TB | +85,800円 |
メモリやストレージについては増設だけでなく、ダウングレードもできるので費用を抑えたい方は検討してみるのもいいでしょう。
ゲーム性能について
ゲーミングパソコンの性能を図る2つの指標
一般的に、ゲーミングパソコンの性能を図る指標として、フレームレートとリフレッシュレートという2つの指標を使います。
ゲーミングパソコンの性能を図る2つの指標
- フレームレート(fps):グラフィックボード(GPU)性能に依存
- リフレッシュレート:ディスプレイ性能に依存
フレームレート(fps:frame per second)とは、「1秒間あたりに表示される画像(フレーム)数を表す単位」のことで、その能力は主にグラフィックボード(GPU)の性能に依存します。このフレームレート(fps)の数値が高ければ高いほど1秒間に表示できるフレームの数が多くなり、より滑らかな映像表現が可能になります。そのため、特に、eスポーツなどの分野では、フレームレート(fps)が高いほど相手の行動を正確に把握できたり、操作の遅延(レイテンシ)が少なくなるので、フレームレート(fps)の数値が重要視されます。
リフレッシュレートとは、「液晶が1秒間の間に画像を何回描画できるかを表す数値」で、ディスプレイの性能に依存します。リフレッシュレートが高いほどよりスムーズに映像などのグラフィックを映し出すことができます。
つまり、高フレームレートに対応するためには、液晶も高リフレッシュレートの液晶を使う必要があるということです。
mouse DAIV N6のゲーム性能
mouse DAIV N6のゲーム性能
- バトルからシューティング、ロールプレイングまであらゆるゲームにおすすめ
フレームレートについて
以下は、主要な人気ゲームごとのフレームレートの推奨値とmouse DAIV N6のフレームレート値の一覧です。
フレームレート(fps) | ||
Apex Legends | 推奨 | 144fps |
mouse DAIV N6 | 239fps | |
Fortnite | 推奨 | 144fps |
mouse DAIV N6 | 222fps | |
FINAL FANTASY15 | 推奨 | 60fps |
mouse DAIV N6 | 190fps | |
GTA5 | 推奨 | 60fps |
mouse DAIV N6 | 60fps |
※1. フルHD、高画質で計測
※2. GeForce Experienceで計測
※3. 推奨値については快適にプレイできる数値で、公式公表値の必要スペックとは異なります
mouse DAIV N6のフレームレート値を見ると、Apex LegendsやFortniteといったFPSのゲームでも、十分にフレームレート値が足りていることが分かります。
リフレッシュレートについて
mouse DAIV N6の液晶のリフレッシュレートは60Hzです。eスポーツやバトル系、シューティング系などFPSゲームでは、物足りない数値で高フレームレートを最大限活かすことができません。
そのため、ゲームなどをする時は高リフレッシュレートの外付けディスプレイを使用するのがおすすめです。
mouse DAIV N6 口コミ・評判
以下は、公式サイトに掲載されているmouse DAIV N6の口コミです。
本当はG Tuneのゲーミングノートパソコンにしたかったけど、
GPUは4080までだし、キーボードはカラフルで見にくいなので、DAIVの方にしました。
ハイパワーなので、気に入りました。購入してよかったです。
DAIV N6-I9G90BK-A
ぎーちさん
最ストレスなく動作して最高です!
DAIV N6-I9G90BK-A
no nameさん
アップデート終了後シャットダウンを選択しましたら、5Hたってもシャットダウンしなくなり強制終了でシャットダウンをし、その後の仕様でデリートキーを押したら画面がチェック模様になり操作不能になり強制終了をしシャットダウン、その数時間後立ち上げましたが今度は通常画面に戻っておりましたが、過去に同じような症状が別パソコンで有り、直ったと思ってそのままにしておくと不具合が連発した経緯が有ったので5/12日発送修理に出す予定です。マウス様購入直後のトラブルは弊社ではこれで3回目です。
まとめ
この記事では、mouse DAIV N6についてスペックから価格、口コミ等について紹介してきました。
mouse DAIV N6は、高性能ゲーミングノートパソコンの位置づけですが、ドライバの切り替えで様々な作業についても快適に行えるという特徴があります。そのため以下のような方に特におすすめのモデルです。
mouse DAIV N6はこんな方におすすめ
- (4K・8K)動画制作者
- CG・VR制作者
- デザイナー
- ゲームユーザー
- その他高性能なノートパソコンを探しているユーザー
用途・目的別のおすすめノートパソコンの紹介
用途や目的にあったおすすめのノートパソコンや選び方のポイントを知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。
Q&A
BTOパソコンとは?
BTOとは、「Build To Order」の略称で、受注生産方式のをパソコンを意味しています。BTOでは、CPUやグラフィックボードの変更、メモリの増設などのニーズに応じたカスタマイズが可能で、現在多くのPCメーカーがこのBTO方式を採用しています。
モバイルワークステーションとは?
高解像度動画の編集やCAD図面の設計、CG制作、科学技術計算など、高度な演算能力・画像処理能力が要求される処理を行うための高性能な装置を搭載したノートPCのこと。高性能なCPUだけでなく、画像処理などの演算を行う高性能なGPU(グラフィックボード)が搭載されている点が特徴です。
PassMarkとは?
PassMarkとは、オーストラリアのPassMark Software社が提供するベンチマークを測定するためのソフトウェア及びサービスです。
ベンチマークの算出方法は?
CPU性能に関わる以下の項目のテスト結果を平均して算出しています。
-
整数の演算処理速度を図るテスト
-
並列データ圧縮速度を図るテスト
-
1秒間にいくつの素数を見つけることができるかを図るテスト
-
暗号化の処理速度を図るテスト
-
浮動小数点数の演算処理速度を図る速度
-
拡張命令によりどのくらい演算処理速度を改善しているかを図るテスト
-
ソートアルゴリズムによりCPUが文字列をソートするのにかかる時間を図るテスト
-
CPUが物理的な相互作用にかかる時間を図るテスト
-
ひとつのCPUコアのみの処理速度を図るテスト
-
整数、浮動小数点、素数、ソートについてのテストスコアの複合平均値
GeForce Experienceとは?
GeForce Experienceと、NVIDIAが提供するGeForceユーザー向けのゲーム管理・設定ソフトです。
GeForce Experienceを使うと、ゲームの最適化や、映像の調整、ビデオの撮影・配信、フレームレートの計測などの様々な機能を簡単に使うことができます。。
DAIV N6-I9G90BK-A
rmt0865さん