この記事を読むと分かること
- mouse DAIV Z6のスペック・価格・評判
- mouse DAIV Z6は、他のノートパソコンと比較してどのような優位性・弱点があるのか?
- mouse DAIV Z6はどんな人におすすめのノートパソコンなのか?
mouse DAIV Z6は、マウスコンピューターが販売しているクリエイター向けの高性能ノートパソコンで、デザイン作業や動画編集・書き出しなどの作業をしたいという方でも、ストレスなく快適に使えるパソコンです。
以下では、mouse DAIV6Nの詳細なレビューを紹介しているので、購入を考えている方はぜひ検討材料にしてくださいね。
mouse DAIV Z6ってどんなパソコン?(スペック・価格)
クリエイター向けハイスペックノートパソコン
特徴
- Intel第12世代高性能CPUを搭載
- グラフィックボードにはGeForce RTX 3050Tiを採用
- メモリ・ストレージの増設が可能
mouse DAIV Z6は、CPUにCore i7-12700H、グラフィックボードにGeForce RTX 3050Ti(Mobile)を備えたハイスペックノートパソコンで、デザイナーや動画編集者、CADオペレーターなどにおすすめのモデルです。また、高性能ノートパソコンの中では、比較的バッテリー駆動時間が長く、軽量なため出張先や営業先など出先でパソコンを使うことが多いという方にもおすすめです。
スペック例 | GeForce RTX 3050Ti モデル | Iris Xe グラフィックスモデル |
商品名 | mouse DAIV Z6 | mouse DAIV Z6 |
参考価格(税込み) | ¥229,900 | ¥179,800 |
OS | Windows 11 Home 64bit | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Core i7-12700H | Core i7-12700H |
バッテリー駆動時間 | 約 12.5時間 | 約 12.5時間 |
グラフィックス | GeForce RTX 3050Ti(Mobile) | Intel Iris Xe Graphics |
メモリー | 16GB (デュアルチャネル) | 16GB (デュアルチャネル) |
システムストレージ | 512GB (NVMe) | 512GB (NVMe) |
ディスプレイ | 16.0型 液晶パネル (ノングレア) | 16.0型 液晶パネル (ノングレア) |
WEBカメラ | 200万画素 | 200万画素 |
質量 | 約1.55kg | 約1.49kg |
mouse DAIV Z6 性能の確認と比較
CPU性能の確認
以下の表は、mouse DAIV Z6に搭載されている「Core i7-12700H」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているCPUとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
2023最新 | CPU性能(ベンチマーク) | おすすめの用途 |
Core i9-12900H | 28,784 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12800H | 24,597 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12700H | 26,796(当モデル) | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-1260P | 17,085 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-11800H | 21,064 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-1165G7 | 10,460 | VDDSOF |
Core i5-12600H | 22,704 | VRCa動デOf |
Core i5-12500H | 21,862 | VRCa動デOf |
Core i5-1240P | 17,401 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-11400H | 15,947 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-1135G7 | 10,014 | VDDSOF |
Core i3-1215U | 11,664 | VDDSOF |
Celeron N4100 | 2,435 | Of |
mouse DAIV Z6に搭載されている「Core i7-12700H」はインテルの第12世代モデルで、第11世代モデルと比べると飛躍的に性能が向上しています。例えば、「Core i7-12700H」と同グレードの第11世代モデルである「Core i7-11800H」と性能を比較しても、約1.27倍ベンチマーク値が向上しています。
また、第12世代CPUでは大きなモデルチェンジがあり、第11世代以前と比べてコア構成が大きく変わっています。第11世代以前までは、同性能のコアを複数のせることでCPU設計を行っていましたが、第12世代以降では省電力で効率性を重視した「Eコア」とパフォーマンスを重視した「Pコア」を適切に配分することで、より省電力化に優れたCPU設計を行っている点も大きな特徴です。
グラフィックボード性能の確認
以下の表は、mouse DAIV Z6に搭載されている「GeForce RTX3050Ti」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているグラフィックボードとの性能比較です。また、mouse DAIV Z6シリーズの下位モデルでは、CPU内蔵グラフィックス「Intel Iris Xe Graphics」が搭載されており、映像処理能力は上位モデルと比べて劣ります。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
グラフィックス性能 | おすすめの用途 | |
GeForce RTX3080Ti | 20,421 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080 | 16,681 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070Ti | 18,413 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070 | 15,473 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3060 | 13,183 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3050Ti | 9,983(上位モデル) | 4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3050 | 9,251 | 4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1650 | 6,969 | 2CVDDSOF |
GeForce GTX1060 | 8,161 | 4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX A3000 | 12,704 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX A2000 | 10,156 | 4K2CVDDSOF |
Intel Iris Xe Graphics | 2,709(下位モデル) | VDDSOF |
Intel UHD Graphics | 1,495 | OF |
「GeForce RTX3050Ti」であればベンチマーク値が約10,000程度で、「Intel Iris Xe Graphics」であればベンチマーク値が約3,000程度ですが、実際、(もちろんCPU性能にも依存しますが、)ベンチマーク値が5,000もあればクリエイティブな仕事であっても十分快適に作業ができます。
用途別推奨ベンチマークスコア
- 12,000~ VR・CG制作、3D動画編集、機械学習(AI)、マイニング等
- 10,000~ 4K動画編集、エンコード等
- 5,000~ 2DCAD(AutoCAD、JWCAD)等
- 2,000~ 動画編集、エンコード(Adobe PremirePro)、デザイン(Adobe Photoshop、Illustrator)等
- ~2,000 office(Excel、Word)等
また、下位モデルに搭載されている「Intel Iris Xe Graphics」でもデザイン作業などは十分にこなせますので、どちらのモデルにするかは予算に合わせて決めてください。
メモリ・ストレージ性能の確認
mouse DAIV Z6では、標準構成でメインメモリ(RAM)に16GBのメモリ、ストレージには512GBのNVMe規格のSSDを搭載しています。また、それぞれ増設も可能なので、詳しいカスタマイズについては、記事下部の「BTOカスタマイズ」の項目を参考にしてください。
以下は、mouse DAIV Z6に搭載されているメモリの規格です。転送速度に関しては、上位の規格で、動画の書き出し(エンコード)作業なども比較的にスムーズに行えます。
規格 | 転送速度(GB/s) |
DDR4-4266 | 34.1 |
DDR4-3600 | 28.8 |
DDR4-3200 | 25.6(当モデル) |
DDR4-2666 | 21.3 |
DDR4-2400 | 19.2 |
DDR4-2133 | 17 |
DDR4-1866 | 14.9 |
DDR4-1600 | 12.8 |
また、ストレージについては、SSDに最適化されたNVMeという規格のSSDを採用しており、データの読み込み・書き出しが高速に行えるという特徴があります。
ディスプレイの確認
mouse DAIV Z6には、「WQXGA:2560×1600(アスペクト比16:10)」液晶を採用しています。HD液晶の2倍の解像度で非常に鮮明な美しい映像表現が特徴です。
以下は、ディスプレイの詳細性能です。
- 映像美
- 4
- 応答速度
- 3
- コントラスト
- 4
- 視野角
- 4
- フリッカー
- 4
応答速度は一般的な性能で、高リフレッシュレートが求められるようなゲームには向きませんが、映像が鮮明に確認できるのでデザインや動画制作といった用途におすすめの液晶です。
持ち運び性能(バッテリー駆動時間・重量)の確認
mouse DAIV Z6は、上位モデルで重量が約1.55kg(下位モデルは1.49kg)と高性能ノートパソコンの中では軽量です。また、バッテリー駆動時間についても、約12.5時間と長持ちです。以下は、実際にPCを稼働させている状態でバッテリー駆動時間を計測した値です。動画編集のようなPCに負荷のかかる作業をしても4時間程度の駆動時間があるので、外出先で少し作業をする程度であれば一日十分に使うことができます。
公表値 | 約12時間30分 |
音楽再生 | 8時間30分 |
動画編集 | 3時間55分 |
※1. 音楽再生はMedia Playerでmp3ファイルを再生。
※2. 動画編集はpremire proでHD動画を再生。
そのため、持ち運び性能には優れており、出張先や営業先など出先でパソコンを使うことが多いとけど、高性能なノートパソコンを使いたいという方にはおすすめのモデルです。
また、アダプタの小型化も図られており、より持ち運びが便利になっている点も特徴です。
接続規格の確認
接続規格には、以下の規格が備わっています。
- USB Type-C(3.1規格)× 1
- USB Type-A(3.0規格)× 2
- Thunderbolt4端子 × 1
- SDカードリーダー × 1
- HDMI端子 × 1
- ヘッドホン出力/マイク入力端子 × 1
- セキュリティスロット × 1
フルサイズSDカードリーダーが備わっているのは、カメラなどのデータを取り込むことが多いという方にはうれしいポイントですね。
また、Thunderbolt4端子では、40Gbpsの高速な通信と外部ディスプレイへの出力が可能です。
BTOカスタマイズについて
以下は、主要なBTOカスタマイズの一覧です。他にどのようなBTOカスタマイズができるのか確認したいという方は、公式サイトをご確認ください。
Office | Microsoft(R) Office Personal 2021 ( Word / Excel / Outlook ) |
Microsoft(R) Office Professional 2021 | |
メモリ | 32GB |
64GB | |
SSD | 1TB |
2TB |
メモリやストレージについてはかなり増設ができるので、動画の書き出しやモデリングデータの書き出しなどをよく行うという方は検討してみてください。
ゲーム性能について
ゲーミングパソコンの性能を図る2つの指標
一般的に、ゲーミングパソコンの性能を図る指標として、フレームレートとリフレッシュレートという2つの指標を使います。
ゲーミングパソコンの性能を図る2つの指標
- フレームレート(fps):グラフィックボード(GPU)性能に依存
- リフレッシュレート:ディスプレイ性能に依存
フレームレート(fps:frame per second)とは、「1秒間あたりに表示される画像(フレーム)数を表す単位」のことで、その能力は主にグラフィックボード(GPU)の性能に依存します。このフレームレート(fps)の数値が高ければ高いほど1秒間に表示できるフレームの数が多くなり、より滑らかな映像表現が可能になります。そのため、特に、eスポーツなどの分野では、フレームレート(fps)が高いほど相手の行動を正確に把握できたり、操作の遅延(レイテンシ)が少なくなるので、フレームレート(fps)の数値が重要視されます。
リフレッシュレートとは、「液晶が1秒間の間に画像を何回描画できるかを表す数値」で、ディスプレイの性能に依存します。リフレッシュレートが高いほどよりスムーズに映像などのグラフィックを映し出すことができます。
つまり、高フレームレートに対応するためには、液晶も高リフレッシュレートの液晶を使う必要があるということです。
mouse DAIV Z6 のゲーム性能
mouse DAIV Z6のゲーム性能
- ロールプレイングなどの映像美を楽しむゲームにおすすめ
- バトルやレースといった高フレームレートが必要なゲームには不向き
フレームレートについて
以下は、主要な人気ゲームごとのフレームレートの推奨値とmouse DAIV Z6のフレームレート値の一覧です。
フレームレート(fps) | ||
Apex Legends | 推奨 | 144fps |
mouse DAIV Z6 | 85fps | |
Fortnite | 推奨 | 144fps |
mouse DAIV Z6 | 75fps | |
FINAL FANTASY15 | 推奨 | 60fps |
mouse DAIV Z6 | 55fps | |
GTA5 | 推奨 | 60fps |
mouse DAIV Z6 | 52fps |
※1. フルHD、高画質で計測
※2. GeForce Experienceで計測
※3. 推奨値については快適にプレイできる数値で、公式公表値の必要スペックとは異なります
mouse DAIV Z6のフレームレート値を見ると、特にApex LegendsやFortniteといったFPSゲームでは、推奨値に足りていないことが分かります。反対に、FINAL FANTASY15のような映像美を楽しむコンテンツではそこまで高いフレームレート値を求められないので十分にプレイすることが可能です。
リフレッシュレートについて
mouse DAIV Z6の液晶のリフレッシュレートは60Hzです。eスポーツなどの用途で利用する場合は、少し物足りない値です。eスポーツなどの用途で利用したい場合は、高リフレッシュレートの外付けディスプレイを使用するのがおすすめです。
また、一般的に解像度を上げていくと、フレームレートの値は下がってしまいます。mouse DAIV Z6では、WQXGAという高解像度の液晶を採用しているため、バトルやレースといった系統のゲームよりは、ロールプレイングなどのゲームに適しているといえます。
mouse DAIV Z6 口コミ・評判
以下は、公式サイトの口コミの一部です。
もっとたくさんの口コミを見たいという方は公式サイトをご確認ください。
カスタマイズがしやすかったのと、とにかく早く届いたのがよかった。金額も色々抑えられたのでその分ソフトにかけれてよかった。
DAIV Z6-I7G5TSR-A
20代女性
久しぶりのパソコン購入だったのですが…画質の良さにただ感動しました!また16型の割にとても軽く、驚きました!これからフル活用するのが楽しみです。
DAIV Z6-I7G5TSR-A
70代男性
PCの大きさ、重さ、形態などは、満足している。初心者向きではないのかも知れないが、取説に、セットアップについての記述が全くないのはどういうものか?もう少しユーザーに親切でもいいのではないか。
セットアップで困ってLINEで問い合わせしたが、そこではとても丁寧に親切に答えていただいて、その点は,十分満足している。
口コミを見ると、
画質が良い、スペックに満足しているなどのプラスの意見が多かった印象です。
反対に、セットアップの説明書がなくて、全くのPC初心者には難しいというような意見もありました。
まとめ
この記事では、マウスコンピューターのDAIV Z6についてスペックから価格、口コミ等について紹介してきました。
DAIV Z6は、クリエイター向けの高性能ノートパソコンの位置づけで、以下のような方に特におすすめのモデルです。
mouse DAIV Z6はこんな方におすすめ
- デザイナー
- プログラマー
- 動画制作者
- CADオペレーター
- その他高性能なノートパソコンを探しているユーザー
用途・目的別のおすすめノートパソコンの紹介
用途や目的にあったおすすめのノートパソコンや選び方のポイントを知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。
Q&A
PassMarkとは?
PassMarkとは、オーストラリアのPassMark Software社が提供するベンチマークを測定するためのソフトウェア及びサービスです。
ベンチマークの算出方法は?
CPU性能に関わる以下の項目のテスト結果を平均して算出しています。
- 整数の演算処理速度を図るテスト
- 並列データ圧縮速度を図るテスト
- 1秒間にいくつの素数を見つけることができるかを図るテスト
- 暗号化の処理速度を図るテスト
- 浮動小数点数の演算処理速度を図る速度
- 拡張命令によりどのくらい演算処理速度を改善しているかを図るテスト
- ソートアルゴリズムによりCPUが文字列をソートするのにかかる時間を図るテスト
- CPUが物理的な相互作用にかかる時間を図るテスト
- ひとつのCPUコアのみの処理速度を図るテスト
- 整数、浮動小数点、素数、ソートについてのテストスコアの複合平均値
BTOパソコンとは?
BTOとは、「Build To Order」の略称で、受注生産方式のをパソコンを意味しています。BTOでは、CPUやグラフィックボードの変更、メモリの増設などのニーズに応じたカスタマイズが可能で、現在多くのPCメーカーがこのBTO方式を採用しています。
GeForce Experienceとは?
GeForce Experienceと、NVIDIAが提供するGeForceユーザー向けのゲーム管理・設定ソフトです。
GeForce Experienceを使うと、ゲームの最適化や、映像の調整、ビデオの撮影・配信、フレームレートの計測などの様々な機能を簡単に使うことができます。。
DAIV Z6-I7G5TSR-A
`50代男性