【2024最新比較】VRにおすすめのノートパソコン14選+α｜VRゲーム/VR動画/VRChat向け推奨スペックと失敗しない選び方を紹介

最近では、VR技術はエンターテインメント分野だけでなく、産業や医療の分野でも広く使われるようになってきました。しかし、個人でVRのコンテンツを楽しむためには、映像を処理するために高性能なパソコンや映像を映し出すためのVRゴーグルが必要です。

では実際に、VRコンテンツを楽しむためにはどのようなスペックのパソコンを買えばいいのでしょうか？

この記事では、上記のような疑問に答える形で、VR技術の簡単な説明から、VR向けPC選びのポイント、VRコンテンツにおすすめのノートパソコンまでを紹介しています。

以下は、VRにおすすめのPCを選ぶときのポイントを簡単にまとめた内容です。記事全体を読む時間がないという方はここを参考にしてください。また、選ぶときのポイントを詳しく知りたいという方は、記事下部で詳細を説明していますのでそちらを参考にしてください。

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VRとは？

VRとは？

VR（仮想現実）とはVirtual Realityの略で、コンピューターによって作られた仮想的なデジタル空間をあたかも現実の世界であるかのように疑似体験できる技術のことです。

具体的には、VRの利用者は専用のゴールを装着することで、仮想空間を上下左右360°見渡すことができ、あたかもその空間の中に自分もいるような体験をすることができます。

また、現在人気のあるVRコンテンツは大きく分けると、視聴型と参加型の2つに分けることができます。

特に、参加型のVRサービスでは、仮想空間の中を歩いて移動したり、中のものを動かしたりすることができるなど、よりリアルな体験ができるようなってきました。

では、実際にどのようなVRコンテンツが人気があるのでしょうか？

人気があるVRコンテンツ

エンターテインメント分野だけでなく観光や住宅、医療、教育など様々な分野で利用されて、普及が進んだVR技術ですが、実際には以下のようなVRサービスが人気を集めています。

 

VR動画

VR動画については、有名なところだとYouTube VR、Google Arts & Culture VR、DMM VRなどのプラットフォームを利用することで視聴することが可能です。VR動画については、スマホ向けゴーグルが人気で、PCで視聴する場合もそれほどスペックを求められることはありません。

 

VRゲーム

VRゲームについては、FPS（一人称視点のシューティングゲーム）やシミュレーションゲーム、アドベンチャーゲームなどのVRゲームがリリースされています。「BIOHAZARD 4 VR」「VRカノジョ」「Fallout4 VR」といった人気タイトルがあり、通常のオンラインゲームと比べても大きな没入感を得ることができます。

VRゲームを快適にプレイするためには、それなりのパソコンのスペックが求められます。

 

VRChat

VRChatとは、VR空間の中で世界中の様々な人とコミュニケーションが取れるソーシャルVRプラットフォームで、その規模は世界最大です。利用者は、自分の好きなアバターの姿でチャットや通話、ジェスチャーを通してコミュニケーションをとることができます。

また、VRChatの特徴の一つにワールドと呼ばれるバーチャル空間の存在があります。SNSでいうところのコミュニティやグループのようなもので、利用者自身でワールドを作成したり、ワールド内でイベントを開いたりすることができます。

大勢が同じタイミングで同じ空間で3Dアバターを動かすため、快適に遊ぶためにはかなりのPCスペックが求められます。

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VRコンテンツを楽しむ方法

VRゲームやVR動画、VRChatといったVRコンテンツを楽しむためには、ヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルと呼ばれる専用のゴーグルを装着する必要があります。

形はゴーグルのように見えますが、正確には頭部に装着できるディスプレイです。一度は見たことあるという方が多いのではないでしょうか？

どのゴーグルもデザインの違いはあるものの、同じようなタイプのゴーグルに見えますが、

実は、このVRゴーグル（ヘッドマウントディスプレイ）というのは、使い方が異なる3つのタイプがあります。

ひとつずつ見ていきましょう。

スマホ型

スマホ型は、ゴーグルにスマホをはめ込んで利用します。最も手軽に利用できる方法で、スマホのディスプレイを利用するため、ゴーグルにはディスプレイがついていないので、価格も非常に安価です。

その反面、グラフィックスの処理性能はスマホの能力に依存するため、本格的なVRゲームなどをスマホ型のゴーグルでプレイするのは難しいです。メリデメ赤青

 

スタンドアロン型

スタンドアロンとは、ある機器が他の機器に接続していなくても、単独でも機能することを意味します。つまり、スタンドアロン型のVRゴーグルとは、パソコンやスマートフォンなど他の機器に接続していなくても、VRゴーグルのみでVRコンテンツを楽しむことができるゴーグルのことになります。

VRゴーグル自体にCPUやグラフィックボードが埋め込まれており、VRゲームなども十分に楽しむことができます。スタンドアロン型で有名なのは、META社が販売している「Meta Quest VRヘッドセット」で、オリジナルVRゲームなども遊ぶことができます。

 

PC接続型

PC接続型は、その名の通りPCに接続して利用するタイプのVRゴーグル（ヘッドマウントディスプレイ）です。VR性能は、パソコン本体の性能に依存するものの、VR向けのパソコンに接続することで、最高のパフォーマンスを発揮できます。

その分、値段も高めの設定で10万円を超えるモデルが多いです。

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VRコンテンツ向けパソコンの推奨スペック

VRゲームやVRChatといった参加型のVRコンテンツを楽しむのであれば、基本的には「スタンドアロン型」や「PC接続型」の高性能なVRゴーグルを使うことになります。そのため、以下では基本スペックの例として、ヘッドマウントディスプレイ（VRゴーグル）の分野で大きなシェアを誇るHTCのVIVE Pro 2の推奨動作環境と、VRコンテンツの中でも高スペックが要求されるVR Chatの推奨動作環境を紹介しています。

 

HTC VIVE Pro 2の推奨スペック（動作環境）

以下は、HTCのVIVE Pro 2の推奨スペック（動作環境）です。

VIVE Pro 2 推奨動作環境
CPU（プロセッサー）	Intel Core i5-4590 / AMD Ryzen 1500 以上
メモリ容量	8 GB 以上
グラフィックボード	NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 480 以上 GeForce RTX 20 Series (Turing) or AMD Radeon 5000 (Navi) ジェネレーションもしくはそれより新しいもの
外部接続	USBポート　1x USB 3.0**以上 DisplayPort 1.2以上

 

VRchatの推奨スペック（動作環境）

以下は、VRchatの推奨スペック（動作環境）です。

VRchat 推奨動作環境
CPU（プロセッサー）	Core i5（4コア） / Ryzen 5（6コア）以上
メモリ容量	8 GB 以上
グラフィックボード	NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 580 以上
ストレージ	21.5 GB以上の空き容量

推奨スペックとしては、どちらもほぼ同様の性能が必要であることがわかります。

 

VRコンテンツ向けノートパソコンに必要なスペック

上記の推奨スペックを、より分かりやすく表したのが以下の表です。

◆CPUスペック

型番	Core i5-4590
コア数/スレッド数	4 / 4
ベンチマーク	5,370

◆グラフィックボードスペック

型番	NVIDIA GeForce GTX 1060
VRAM（メモリ）容量	6GB
ベンチマーク	10,081

◆メモリ容量

8GB以上

◆ストレージ容量

21.5 GB以上の空き容量

 

上記のスペックを満たしていればノートパソコンでも十分にVRコンテンツを楽しむことが可能です。

 

VR向けノートパソコンの選び方のポイント

上記の動作環境で確認したように、VR動画についてはスマートフォンで鑑賞できるものも多いです。

そのため、ここではVRゲームやVRChatといった本格的なVRコンテンツを楽しむことができるパソコンを選ぶときのポイントを中心に紹介していきます。

VRコンテンツ向けノートパソコンを選ぶときに重要なポイントは以下の5つです。

ノートパソコンの購入で失敗しないために、ここで紹介している項目をしっかりと検討して購入するようにしましょう。

ひとつずつ見ていきましょう。

 

CPUスペックのチェック

Core i5-4590のベンチマーク（PassMark）5,000程度のなので、第12や第13世代以降の最近のモデルだとノートパソコン用のミドルグレードのCPUでも十分です。

	CPU性能（ベンチマーク）
Core i5-4590	5,370
Core i5-12600H	22,704（12世代）
Core i7-12700H	26,796（12世代）
Core i7-13700H	29,487（13世代）

 

グラフィックボードスペックのチェック

グラフィックボードについては、推奨動作環境のところで紹介しているように、ビデオメモリ（VRAM）の容量が6GB以上で、ベンチマーク値が10,000以上必要です。

具体的には、1060の後継モデルである3060や4060以上のモデルが条件を十分に満たしていておすすめです。

また、VRコンテンツを楽しむためには最も重要なパーツなので、余裕があれば4080や4090といったよりグレードが高いものを選んでおくのもおすすめです。

GPUベンチマークの比較	GPU性能（ベンチマーク）
GeForce GTX1060	10,081（6GB）
GeForce RTX3060	13,183（6GB）
GeForce RTX4060	18,653（8GB）
GeForce RTX4080	26,885（12GB）
GeForce RTX4090	30,032（12GB）

 

メモリのチェック

推奨動作環境にもあるように、VRを快適に動かすためには8GB以上が推奨です。メモリの規格や容量はPCの動作のスピードに直接影響がある部分なので余裕があれば16GB以上のノートパソコンを選ぶことがおすすめです。

また、規格については、現在販売されているノートパソコンだと以下のような規格があります。VRで利用するのであれば、DDR5-4800以上がおすすめです。

規格	転送速度(GB/s)
DDR5-5600	44.8
DDR5-5200	41.6
DDR5-5000	40.0
DDR5-4800	38.4
DDR5-4000	32.0
DDR4-4266	34.1
DDR4-3600	28.8
DDR4-3200	25.6
DDR4-2666	21.3
DDR4-2400	19.2
DDR4-2133	17
DDR4-1866	14.9
DDR4-1600	12.8

 

ストレージ容量のチェック

ストレージについては、最近では搭載されている容量が大きくても安価になってきているので、512GB以上が推奨です。

 

接続端子のチェック

ノートパソコンの接続端子（入力・出力）といえば以下のような種類があります。

VRでノートパソコンを利用する場合は、映像の出力端子であるDisplayPortとヘッドマウントディスプレイ接続のための3.0以上のUSB端子が必須です。

 

VRコンテンツにおすすめのノートパソコン｜ゲーミングノートパソコン

こんな用途で利用する方におすすめ

VR動画VRゲームVRChat

 

 

 

 

 

 

VRコンテンツにおすすめのノートパソコン｜高性能ノートパソコン、クリエイターノートパソコン

こんな用途で利用する方におすすめ

VR動画VRゲームVRChat

 

 

 

 

VRコンテンツ開発におすすめのノートパソコン

VRコンテンツの開発をする場合は、価格は高いですが、開発者向けのグラフィックボードを搭載しているモデルがおすすめです。

こんな用途で利用する方におすすめ

VR動画VRゲームVRChatVR開発

 

 

 

 

デスクトップパソコンなら以下のモデルがおすすめ

VR向けのデスクトップパソコンを探しているという方は、以下の２つのモデルがおすすめです。価格も手頃で十分VRコンテンツを楽しむことができます。

 

 

ノートパソコンをお得に購入する方法

ノートパソコンをお得に購入する方法はキャンペーンやセールを利用して購入することです。

多くのPCメーカーがシーズンの切り替えのタイミングや在庫入れ替えのタイミングでセールを実施しています。また、型落ちモデルなどをアウトレット価格で販売しているというようなケースもあります。

以下は現在開催中の各メーカーのキャンペーン情報です。

 

この記事で紹介したノートパソコン一覧

この記事で紹介したノートパソコンの一覧です。

 

まとめ

この記事ではVR向けのパソコン選びで失敗しないための選び方のポイントから、VRコンテンツにおすすめのノートパソコンまでを紹介してきました。

ノートパソコンの購入というのは決して安い買い物ではありません。そのため、このモデルとあのモデルは何が違うのかとか、CPU性能が優れているっていうけど実際にどれくらい優れているのか、などをしっかりと理解しておく必要があります。この記事では、そのような理解の手助けとなるようにノートパソコンの様々な要素を数値として見える化することを心掛けていますので、ぜひノートパソコン選びの参考にしてください。

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