この記事を読むと分かること
- Lenovo LOQ 15/16のスペック・価格・評判
- Lenovo LOQ 15/16は、他のノートパソコンと比較してどのような優位性・弱点があるのか?
- Lenovo LOQ 15/16はどんな人におすすめのノートパソコンなのか?
Lenovo LOQ 15/16は、Lenovoが販売しているゲーミングノートパソコンの新しいラインナップです。CPUにRyzenシリーズを採用することで、従来のLenovoゲーミングノートの「Legion」シリーズよりも価格設定が安く設定されているのが特徴で、10万円台前半から高性能なゲーミングノートがラインナップされています。
以下では、Lenovo LOQ 15/16の詳細なレビューを紹介しているので、購入を考えている方はぜひ検討材料にしてください。
Lenovo LOQ 15/16ってどんなパソコン?(スペック・価格)
lenovoの低価格ゲーミング
特徴
- AMD製の高性能CPUを搭載
- グラフィックボードにはGeForce 40シリーズを採用
- 低価格モデルのコスパが優秀
Lenovo LOQ 15/16は、CPUにRyzen 7 8845HS、グラフィックボードにGeForce RTX 4060(Mobile)を備えたノートパソコンです。Lenovoのゲーミングパソコンの中でも高コストパフォーマンスを誇るモデルで、ゲームに加えてデザインや動画編集、CADなどのクリエイティブな作業も快適に行うことが可能です。
スペック例 | |
商品名 | Lenovo LOQ 15AHP9 |
参考価格(税込み) | ¥161,810 |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen 7 8845HS |
グラフィックス | GeForce RTX 4060 |
メモリー | 16GB |
システムストレージ | 512GB |
ディスプレイ | 15.6型(144Hz) |
バッテリー駆動時間 | - |
WEBカメラ | 92万画素 |
質量 | 約2.38 kg |
Lenovo LOQ 15/16 性能の確認と比較
CPU性能の確認
以下の表は、Lenovo LOQ 15/16に搭載されている「Ryzen 7 8845HS」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているCPUとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
Core i9-13980HX | 48,794 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-13900HX | 45,659 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-13900H | 30,982 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-12900H | 28,784 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-13700HX | 34,306 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-13700H | 29,487 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12800H | 24,597 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12700H | 26,796 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-1360P | 19,746 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1260P | 17,085 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1260U | 13,019 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1165G7 | 10,460 | VDDSOF |
Core i5-12600H | 22,704 | VRCa動デOf |
Core i5-1240P | 17,401 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-1345U | 16,073 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-1235U | 13,635 | 2CVDDSOF |
Core i3-1215U | 11,664 | VDDSOF |
Celeron N4100 | 2,435 | Of |
Ryzen 7 8845HS | 29,904(当モデル) | 3D4K2CVDDSOF |
Ryzen 7 5825U | 18,331 | 4K2CVDDSOF |
Ryzen 5 5625U | 14,937 | 2CVDDSOF |
Ryzen 3 5425U | 11,497 | VDDSOF |
AMD 3020e | 2,443 | Of |
Lenovo LOQ 15/16に搭載されている「Ryzen 7 8845HS」はAMD製のRyzen 7グレードのCPUので、インテルでいうところの「Core i7」グレードのモデルです。
Lenovo LOQシリーズは主にCPUにAMDのRyzenシリーズを搭載することで高コストパフォーマンスを実現しています。
実際の性能についても、Ryzen 7 8845HSのベンチマークは29,904を記録しており、インテルのCore i7-13700Hなどの同グレードのCPUと同程度の性能を示しています。
>>インテルとAMDの違いなどを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
参考パソコンの購入で失敗しないCPUの選び方|CPU性能の見方と用途別おすすめモデルを徹底解説【ノートパソコン/デスクトップ】
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グラフィックボード性能の確認
以下の表は、Lenovo LOQ 15/16に搭載されている「GeForce RTX 4060(Mobile)」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているグラフィックボードとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
グラフィックス性能 | おすすめの用途 | |
GeForce RTX4090 | 30,032 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4080 | 26,885 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4060 | 18,653(当モデル) | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4050 | 14,716 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX 3500 Ada | 19,382 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX 2000 Ada | 15,129 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080Ti | 20,421 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080 | 16,681 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070Ti | 18,413 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070 | 15,473 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3060 | 13,183 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3050Ti | 9,983 | 4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3050 | 9,251 | 4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1650 | 6,969 | 2CVDDSOF |
GeForce GTX1060 | 8,161 | 4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX 3500 Ada | 19,382 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX 2000 Ada | 15,129 | 3D4K2CVDDSOF |
Intel Iris Xe Graphics | 2,709 | VDDSOF |
Intel UHD Graphics | 1,495 | OF |
「GeForce RTX 40」シリーズは、DirectXと呼ばれるゲームグラフィックス処理のAPIに最適化されたグラフィックボードで、
「GeForce RTX 4060(Mobile)」はミドルグレードのグラフィックボードです。ミドルグレードといってもベンチマーク値は18,000を超えており、ゲームはもちろんクリエイティブな作業も十分快適に行える性能を持っています。
また、NVIDIAには、専用の「NVIDIA Studio」というグラフィックボードをクリエイター向けに最適化できるドライバが用意されており、「NVIDIA Studio」をダウンロードしてインストールすることで、よりクリエイティブな作業に適したPC環境を構築することができます。
GeForce Experienceというソフトを使えばボタンひとつで切り替えができるため、ゲームをする時は「GeForce Game Readyドライバ」、クリエイティブな制作などの作業を行うときは「NVIDIA Studioドライバ」というように切り替えて使えば、様々な用途でストレスなく快適にパソコンを使うことができます。
用途別推奨ベンチマークスコア
- 12,000~ VR・CG制作、3D動画編集、機械学習(AI)、マイニング等
- 10,000~ 4K動画編集、エンコード等
- 5,000~ 2DCAD(AutoCAD、JWCAD)等
- 2,000~ 動画編集、エンコード(Adobe PremirePro)、デザイン(Adobe Photoshop、Illustrator)等
- ~2,000 office(Excel、Word)等
メモリ・ストレージ性能の確認
Lenovo LOQ 15/16では、標準構成でメインメモリ(RAM)に16GBのメモリ、ストレージには512GBのSSDを搭載しています。メモリやストレージについてはBTOカスタマイズで増設することも可能なので必要に応じて検討してみましょう。
以下は、Lenovo LOQ 15/16に搭載されているメモリの規格です。転送速度に関しては、最近の規格でかなり速いため、動画の書き出し(エンコード)などの作業も比較的にスムーズに行えます。
規格 | 転送速度(GB/s) |
DDR5-5600 | 44.8(当モデル) |
DDR5-5200 | 41.6 |
DDR5-5000 | 40.0 |
DDR5-4800 | 38.4 |
DDR5-4000 | 32.0 |
DDR4-4266 | 34.1 |
DDR4-3600 | 28.8 |
DDR4-3200 | 25.6 |
DDR4-2666 | 21.3 |
DDR4-2400 | 19.2 |
DDR4-2133 | 17 |
DDR4-1866 | 14.9 |
DDR4-1600 | 12.8 |
また、ストレージについては、SSDに最適化されたNVMeという規格のSSDを採用しており、データの読み込み・書き出しが高速に行えるという特徴があります。
ディスプレイの確認
Lenovo LOQ 15/16は、15.6型または16.0型の「WUXGA:1920×1080(アスペクト比16:9)」の144Hzの液晶を採用しています。
144Hzと高リフレッシュレート液晶であるため、外付けのゲーミングディスプレイ等がなくても十分にゲームを楽しむことができます。
以下は、ディスプレイの詳細性能です。
- 映像美
- 4
- 応答速度
- 4
- コントラスト
- 5
- 視野角
- 5
- フリッカー
- 4
接続規格の確認
接続規格には、以下の規格が備わっています。
- USB Type-C(DisplayPort出力可能、Powerdelivery対応)
- USB Type-A
- ヘッドホン出力/マイク入力端子
- LAN端子(RJ45)
- HDMI端子
- プライバシーシャッター
DisplayPort出力や、Power deliveryに対応したType-CのUSBが備わっているので、ゲーミングディスプレイの出力や急速充電なども可能です。
BTOカスタマイズについて
Lenovo LOQ 15/16のBTOカスタマイズについては、大きな仕様変更はできませんが、下位グレードのモデルを選ぶなどで費用を抑えることは可能です。
以下は、当記事で紹介しているモデルと別グレードのスペック例です。
表挿入
少しスペックを抑えることで大幅に購入費用を抑えることができます。
ゲーム性能について
ゲーミングパソコンの性能を図る2つの指標
一般的に、ゲーミングパソコンの性能を図る指標として、フレームレートとリフレッシュレートという2つの指標を使います。
ゲーミングパソコンの性能を図る2つの指標
- フレームレート(fps):グラフィックボード(GPU)性能に依存
- リフレッシュレート:ディスプレイ性能に依存
フレームレート(fps:frame per second)とは、「1秒間あたりに表示される画像(フレーム)数を表す単位」のことで、その能力は主にグラフィックボード(GPU)の性能に依存します。このフレームレート(fps)の数値が高ければ高いほど1秒間に表示できるフレームの数が多くなり、より滑らかな映像表現が可能になります。そのため、特に、eスポーツなどの分野では、フレームレート(fps)が高いほど相手の行動を正確に把握できたり、操作の遅延(レイテンシ)が少なくなるので、フレームレート(fps)の数値が重要視されます。
リフレッシュレートとは、「液晶が1秒間の間に画像を何回描画できるかを表す数値」で、ディスプレイの性能に依存します。リフレッシュレートが高いほどよりスムーズに映像などのグラフィックを映し出すことができます。
つまり、高フレームレートに対応するためには、液晶も高リフレッシュレートの液晶を使う必要があるということです。
Lenovo LOQ 15/16のゲーム性能
Lenovo LOQ 15/16のゲーム性能
- FPS、ロールプレイング、VRまでさまざまなゲームに対応
フレームレートについて
以下は、主要な人気ゲームごとのフレームレートの推奨値とLenovo LOQ 15/16のフレームレート値の一覧です。
フレームレート(fps) | ||
パルワールド (PalWorld) | 推奨 | 60fps |
Lenovo LOQ 15/16 | 79fps | |
Fortnite | 推奨 | 144fps |
LOQ 15/16 | 180fps | |
Apex Legends | 推奨 | 144fps |
LOQ 15/16 | 191fps | |
サイバーパンク2077 | 推奨 | 60fps |
LOQ 15/16 | 76fps | |
VRChat (FHD) | 推奨 | 144fps |
LOQ 15/16 | 164fps | |
原神 (60fps制限) | 推奨 | 60fps |
LOQ 15/16 | 60fps |
※1. フルHD、高画質で計測
※2. GeForce Experienceで計測
※3. 推奨値については快適にプレイできる数値で、公式公表値の必要スペックとは異なります
Lenovo LOQ 15/16のフレームレート値を見ると、Apex LegendsやFortniteといったFPSゲームからパルワールド、VRChatといった比較的新しいサービスまで十分にフレームレート値が足りていることが分かります。
リフレッシュレートについて
Lenovo LOQ 15/16の液晶のリフレッシュレートは144Hzです。ゲーミングディスプレイとして十分なリフレッシュレート値ですが、FPSゲームなどでPCの性能を最大限に発揮したいという場合はよりリフレッシュレートの高いゲーミングディスプレイを取り入れるのも選択肢の一つです。
Lenovo LOQ 15/16 口コミ・評判
以下は、公式サイトに掲載されているLenovo LOQ 15/16の口コミです。
まだ新しいモデルのため、口コミはありませんでした。
口コミや評判の更新情報は公式サイトでご確認ください。
まとめ
この記事では、Lenovo LOQ 15/16についてスペックから価格、口コミ等について紹介してきました。
Lenovo LOQ 15/16は、コストパフォーマンスに優れたゲーミングノートパソコンのラインナップです。特にゲーミングPCのエントリーモデル等を探している方に特におすすめのモデルです。
Lenovo LOQ 15/16はこんな方におすすめ
- ゲームユーザー
- 動画編集者
- デザイナー
- プログラマー
- その他高性能なノートパソコンを探しているユーザー
用途・目的別のおすすめノートパソコンの紹介
用途や目的にあったおすすめのノートパソコンや選び方のポイントを知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。
Q&A
BTOパソコンとは?
BTOとは、「Build To Order」の略称で、受注生産方式のをパソコンを意味しています。BTOでは、CPUやグラフィックボードの変更、メモリの増設などのニーズに応じたカスタマイズが可能で、現在多くのPCメーカーがこのBTO方式を採用しています。
モバイルワークステーションとは?
高解像度動画の編集やCAD図面の設計、CG制作、科学技術計算など、高度な演算能力・画像処理能力が要求される処理を行うための高性能な装置を搭載したノートPCのこと。高性能なCPUだけでなく、画像処理などの演算を行う高性能なGPU(グラフィックボード)が搭載されている点が特徴です。
PassMarkとは?
PassMarkとは、オーストラリアのPassMark Software社が提供するベンチマークを測定するためのソフトウェア及びサービスです。
ベンチマークの算出方法は?
CPU性能に関わる以下の項目のテスト結果を平均して算出しています。
- 整数の演算処理速度を図るテスト
- 並列データ圧縮速度を図るテスト
- 1秒間にいくつの素数を見つけることができるかを図るテスト
- 暗号化の処理速度を図るテスト
- 浮動小数点数の演算処理速度を図る速度
- 拡張命令によりどのくらい演算処理速度を改善しているかを図るテスト
- ソートアルゴリズムによりCPUが文字列をソートするのにかかる時間を図るテスト
- CPUが物理的な相互作用にかかる時間を図るテスト
- ひとつのCPUコアのみの処理速度を図るテスト
- 整数、浮動小数点、素数、ソートについてのテストスコアの複合平均値
GeForce Experienceとは?
GeForce Experienceと、NVIDIAが提供するGeForceユーザー向けのゲーム管理・設定ソフトです。
GeForce Experienceを使うと、ゲームの最適化や、映像の調整、ビデオの撮影・配信、フレームレートの計測などの様々な機能を簡単に使うことができます。。