この記事を読むと分かること
- Lenovo Legion Tower 7iのスペック・価格・評判
- Lenovo Legion Tower 7iは、他のノートパソコンと比較してどのような優位性・弱点があるのか?
- Lenovo Legion Tower 7iはどんな人におすすめのノートパソコンなのか?
Lenovo Legion Tower 7iは、Lenovoのハイエンドゲーミングパソコンです。
以下では、Lenovo Legion Tower 7iの詳細なレビューを紹介しているので、購入を考えている方はぜひ検討材料にしてください。
Lenovo Legion Tower 7iってどんなパソコン?(スペック・価格)
ハイクラスゲーミングPC
特徴
- Intel第14世代Corei7 CPUを搭載
- グラフィックボードにNVIDIA GeForce RTX 40シリーズを採用
- 最新ゲームから専門的な仕事まで幅広い用途に対応
Lenovo Legion Tower 7iは、CPUにインテルCorei7-14700KF、グラフィックボードにGeForce RTX 4070を備えたハイクラスのゲーミングデスクトップで、あらゆるゲームにおいて優秀なパフォーマンスを発揮することができます。
また、ゲーム用途以外でも、高解像度の動画・画像編集や3DCG製作などPCに大きな負荷がかかる作業も快適に行うことができます。
注意点は、PCの性能を最大限に発揮するためには、ディスプレイなどの選択を正しく行う必要があるという点です。特にゲーミング用途でPCを利用する場合は、ディスプレイのリフレッシュレートが高いモデルを選ぶ必要があるので注意してください。
スペック例 | |
商品名 | lenovo Legion Tower 7i Gen 8 |
参考価格(税込み) | ¥351,670 |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Core i7-14700KF |
グラフィックス | GeForce RTX4070 |
メモリー | 16GB |
システムストレージ | 512GB |
Lenovo Legion Tower 7i 性能の確認と比較
CPU性能の確認
以下の表は、Lenovo Legion Tower 7iに搭載されている「Core i7-14700KF」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているCPUとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
2023最新 | CPU性能 | おすすめの用途 |
Core i9-14900KF | 60,699 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-13900KF | 59,801 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-13900K | 59,994 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-12900KF | 41,469 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-14700KF | 53,374 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-13700KF | 46,450 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12700KF | 34,517 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12700F | 31,242 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-11700K | 24,660 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i5-13400F | 25,585 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i5-12400F | 19,740 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-1235U | 13,628 | 2CVDDSOF |
Core i3-12100T | 12,753 | 2CVDDSOF |
Celeron G6900 | 4,464 | OF |
Ryzen 9 7900X | 52,101 | 3D4K2CVDDSOF |
Ryzen 7 7700X | 36,476 | 3D4K2CVDDSOF |
Ryzen 5 5600G | 19,848 | 4K2CVDDSOF |
Ryzen 5 5500U | 13,156 | 2CVDDSOF |
Ryzen 3 4300G | 11,028 | VDDSOF |
Lenovo Legion Tower 7iに搭載されている「Core i7-14700KF」はインテル第14世代のCore i7グレードのCPUのです。前世代(第13世代)の同グレードモデル(Core i7-13700KF)と比べるとベンチマークが約1.15倍向上しており非常に優秀な処理能力を有していることが分かります。また、コア数やスレッド数についても増加しており、より快適にマルチタスクでの使用が行えるようになっている点も大きな特徴です。
ゲームはもちろん、クリエイティブな用途についても十分に対応できる性能となっています。ただし、映像処理などの部分についてはCPU性能よりもグラフィックボード性能に依存する割合が大きいので、上記のような用途で利用する場合はグラフィックボードの性能についてもしっかり確認しておくことが重要です。
インテル第12世代以降のコア構成について
第12世代以降のCPUでは大きなモデルチェンジがあり、第11世代以前と比べてコア構成が大きく変わっています。第11世代以前までは、同性能のコアを複数のせることでCPU設計を行っていましたが、第12世代以降では省電力で効率性を重視した「Eコア」とパフォーマンスを重視した「Pコア」を適切に配分することで、より省電力化に優れたCPU設計を行っている点も大きな特徴です。
さらに、第14世代ではコア数・スレッド数の改善が行われており、より総合的な性能の向上が図られています。
グラフィックボード性能の確認
以下の表は、Lenovo Legion Tower 7iに搭載されている「GeForce RTX 4070」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているグラフィックボードとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
グラフィックス性能 | おすすめの用途 | |
GeForce RTX4090 | 39,262 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4080 | 35,311 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4070Ti | 31,649 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4070 | 26,815 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4060Ti | 22,544 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4060 | 22,222 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080 | 25,358 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070 | 22,425 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3060 | 17,146 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1660 SUPER | 12,784 | 4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1070 | 13,534 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1060 | 10,069 | 4K2CVDDSOF |
Radeon RX6800M | 21,735 | 3D4K2CVDDSOF |
Radeon RX6700M | 19,042 | 3D4K2CVDDSOF |
Radeon RX6600M | 14,899 | 3D4K2CVDDSOF |
Radeon RX5600M | 11,288 | 4K2CVDDSOF |
Intel Iris Xe Graphics | 2,687 | DSOF |
「GeForce RTX 40」シリーズは、DirectXと呼ばれるゲームグラフィックス処理のAPIに最適化されたグラフィックボードで、「GeForce RTX 4070」はミドルグレードよりも少し上のランクのグラフィックボードです。ベンチマーク値は25,000を超えており、あらゆるゲームに対応できるパフォーマンスを持っています。
また、NVIDIAには、専用の「NVIDIA Studio」というグラフィックボードをクリエイター向けに最適化できるドライバが用意されており、「NVIDIA Studio」をダウンロードしてインストールすることで、よりクリエイティブな作業に適したPC環境を構築することができます。
GeForce Experienceというソフトを使えばボタンひとつで切り替えができるため、ゲームをする時は「GeForce Game Readyドライバ」、クリエイティブな制作などの作業を行うときは「NVIDIA Studioドライバ」というように切り替えて使えば、様々な用途でストレスなく快適にパソコンを使うことができます。
用途別推奨ベンチマークスコア
- 12,000~ VR・CG制作、3D動画編集、機械学習(AI)、マイニング等
- 10,000~ FPSゲーム、4K動画編集・エンコード、等
- 5,000~ 2DCAD(AutoCAD、JWCAD)等
- 2,000~ 動画編集、エンコード(Adobe PremirePro)、デザイン(Adobe Photoshop、Illustrator)等
- ~2,000 Office(Excel、Word)等
メモリ・ストレージ性能の確認
Lenovo Legion Tower 7iでは、標準構成でメインメモリ(RAM)に16GBのメモリ、ストレージには512GBのSSDを搭載しています。メモリ、ストレージともに他のゲーミングパソコンと比べても十分な容量です。
以下は、Lenovo Legion Tower 7iに搭載されているメモリの規格です。転送速度に関しては、現時点でトップクラスの性能で、様々な処理をかなり高速に行うことができます。
規格 | 転送速度(GB/s) |
DDR5-5600 | 44.8(当モデル) |
DDR5-5200 | 41.6 |
DDR5-5000 | 40.0 |
DDR5-4800 | 38.4 |
DDR5-4000 | 32.0 |
DDR4-4266 | 34.1 |
DDR4-3600 | 28.8 |
DDR4-3200 | 25.6 |
DDR4-2666 | 21.3 |
DDR4-2400 | 19.2 |
DDR4-2133 | 17 |
DDR4-1866 | 14.9 |
DDR4-1600 | 12.8 |
また、ストレージについては、SSDに最適化されたNVMeという規格のSSDを採用しており、データの読み込み・書き出しが高速に行えるという特徴があります。
接続規格の確認
接続規格には、以下の規格が備わっています。
- DisplayPort端子 × 3
- HDMI端子 × 1
- USB Type-A2.0 × 4
- USB Type-A3.2 × 6
- USB Type-C 3.2× 2
- LAN端子 × 1
- ヘッドホン出力/マイク入力端子 × 1
USB type-A、type-Cの汎用規格、最新規格から、ディスプレイ出力向けの規格まで、豊富な接続規格を備えています。ゲームが目的であれば十分です。ただし、クリエイティブ系の仕事で利用するのであれば、できればSDカードスロットやThunderbolt端子があればなお良かったといえます。
BTOカスタマイズについて
以下がLenovo Legion Tower 7iのBTOカスタマイズです。
OS | Windows 11 Home | +0円 |
Windows 11 Pro | +5,500円 | |
CPU | Core i7-14700KF | +35,200円 |
Core i9-14900KF | +44,000円 | |
グラフィックス | GeForce RTX4070 | +0円 |
GeForce RTX4070Ti | +35,200円 | |
GeForce RTX4080 | +110,000円 | |
メモリ | 16GB | +0円 |
32GB | +22,000円 | |
64GB | +66,000円 | |
ストレージ | 512GB | +0円 |
1TB | +11,000円 | |
2TB | +33,000円 |
CPUやグラフィックボードのアップデートから、メモリやストレージの増設まで柔軟なカスタマイズが可能で、より好みに合ったスペックを選ぶことができます。
標準構成でも十分ですが、必要に応じて検討してみるのもありでしょう。
Lenovo Legion Tower 7iのゲーム性能について
Lenovo Legion Tower 7iのゲーム性能
Lenovo Legion Tower 7iのゲーム性能
- バトル・シューティング等のFPS、オープンワールドRPG、VRまであらゆるゲームが可能
フレームレートについて
以下は、主要な人気ゲームごとのフレームレートの推奨値とLenovo Legion Tower 7iのフレームレート値の一覧です。
フレームレート(fps) | ||
Apex Legends | 推奨 | 144fps |
Legion Tower 7i | 241fps | |
Fortnite | 推奨 | 144fps |
Legion Tower 7i | 241fps | |
FINAL FANTASY15 | 推奨 | 60fps |
Legion Tower 7i | 228fps |
※1. フルHD、高画質で計測
※2. GeForce Experienceで計測
※3. 推奨値については快適にプレイできる数値で、公式公表値の必要スペックとは異なります
Lenovo Legion Tower 7iのフレームレート値を見ると、どのようなゲームでも十分なフレームレートの値であることが分かります。
リフレッシュレートについて
リフレッシュレートについては、別売りのディスプレイ性能に依存します。そのため、ディスプレイを購入する際は、Lenovo Legion Tower 7iのポテンシャルをしっかりと発揮できるように、165Hzや240Hzといった高リフレッシュレートのディスプレイを選ぶようにしましょう。
>>フレームレートやリフレッシュレートって何?という方は記事下部のQ&Aコーナーを参考にしてください。
Lenovo Legion Tower 7i 口コミ・評判
Lenovo Legion Tower 7は、まだ比較的新しい商品であるため口コミが見つかりませんでした。
レビュー・口コミの更新状況については以下から確認できます。
まとめ
この記事では、Lenovo Legion Tower 7iについてスペックから価格、口コミ等について紹介してきました。
Lenovo Legion Tower 7iは、Lenovoのハイクラスゲーミングパソコンの位置づけで、ゲームからクリエイティブ作業までオールマイティにこなすことができます。
また、カスタマイズも豊富で、フルカスタマイズすると値段も性能も夢のような超高スペックのマシーンにすることができます。
Lenovo Legion Tower 7iはこんな方におすすめ
- ゲームユーザー
- 動画編集者・動画配信者
- デザイナー(3DCG含む)
- その他高性能なデスクトップパソコンを探しているユーザー
Q&A
BTOパソコンとは?
BTOとは、「Build To Order」の略称で、受注生産方式のをパソコンを意味しています。BTOでは、CPUやグラフィックボードの変更、メモリの増設などのニーズに応じたカスタマイズが可能で、現在多くのPCメーカーがこのBTO方式を採用しています。
ゲーミングパソコンのゲームを性能を図る指標とは?
一般的に、ゲーミングパソコンの性能を図る指標として、フレームレートとリフレッシュレートという2つの指標を使います。
- フレームレート(fps):グラフィックボード(GPU)性能に依存
- リフレッシュレート:ディスプレイ性能に依存
フレームレート(fps:frame per second)とは、「1秒間あたりに表示される画像(フレーム)数を表す単位」のことで、その能力は主にグラフィックボード(GPU)の性能に依存します。このフレームレート(fps)の数値が高ければ高いほど1秒間に表示できるフレームの数が多くなり、より滑らかな映像表現が可能になります。そのため、特に、eスポーツなどの分野では、フレームレート(fps)が高いほど相手の行動を正確に把握できたり、操作の遅延(レイテンシ)が少なくなるので、フレームレート(fps)の数値が重要視されます。
リフレッシュレートとは、「液晶が1秒間の間に画像を何回描画できるかを表す数値」で、ディスプレイの性能に依存します。リフレッシュレートが高いほどよりスムーズに映像などのグラフィックを映し出すことができます。
つまり、高フレームレートに対応するためには、液晶も高リフレッシュレートの液晶を使う必要があるということです。
PassMarkとは?
PassMarkとは、オーストラリアのPassMark Software社が提供するベンチマークを測定するためのソフトウェア及びサービスです。
ベンチマークの算出方法は?
CPU性能に関わる以下の項目のテスト結果を平均して算出しています。
- 整数の演算処理速度を図るテスト
- 並列データ圧縮速度を図るテスト
- 1秒間にいくつの素数を見つけることができるかを図るテスト
- 暗号化の処理速度を図るテスト
- 浮動小数点数の演算処理速度を図る速度
- 拡張命令によりどのくらい演算処理速度を改善しているかを図るテスト
- ソートアルゴリズムによりCPUが文字列をソートするのにかかる時間を図るテスト
- CPUが物理的な相互作用にかかる時間を図るテスト
- ひとつのCPUコアのみの処理速度を図るテスト
- 整数、浮動小数点、素数、ソートについてのテストスコアの複合平均値
GeForce Experienceとは?
GeForce Experienceと、NVIDIAが提供するGeForceユーザー向けのゲーム管理・設定ソフトです。
GeForce Experienceを使うと、ゲームの最適化や、映像の調整、ビデオの撮影・配信、フレームレートの計測などの様々な機能を簡単に使うことができます。。