この記事を読むと分かること
- Lenovo THINKCENTRE Neoシリーズのスペック・価格・評判
- Lenovo THINKCENTRE Neoは、他のノートパソコンと比較してどのような優位性・弱点があるのか?
- Lenovo THINKCENTRE Neoはどんな人におすすめのノートパソコンなのか?
Lenovo THINKCENTRE Neoは、Lenovoの10万円以下で買えるコストパフォーマンスに非常に優れたデスクトップパソコンです。
以下では、Lenovo THINKCENTRE Neoの詳細なレビューを紹介しているので、購入を考えている方はぜひ検討材料にしてください。
Lenovo THINKCENTRE Neoってどんなパソコン?(スペック・価格)
家庭向けの低価格モデル
特徴
- Intel第13世代Corei5 CPUを搭載
- 家庭向けPCを探している方におすすめ
- 10万円以下の高コスパモデル
Lenovo THINKCENTRE Neoは、CPUにCore i5-13400、グラフィックボードは非搭載(内蔵グラフィックス)のミドルグレードのデスクトップパソコンで、10万円以下で購入できるコスパの良さ特徴のモデルとなっています。特に、初期費用を抑えたいという方におすすめのモデルです。
注意点は、ディスプレイやマウス、ヘッドホン、キーボードなどについては別売りになっているため併せて購入する必要があるという点です。よりコストを抑えたいという方は、ノートパソコンやセットモデルなどを候補に入れることも選択肢のひとつです。
スペック例 | |
商品名 | ThinkCentre neo 50t Gen 4 |
参考価格(税込み) | ¥84,084 |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Core i5-13400 |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス(Intel Iris Xe Graphics) |
メモリー | 8GB |
システムストレージ | なし |
Lenovo THINKCENTRE Neo 性能の確認と比較
CPU性能の確認
以下の表は、Lenovo THINKCENTRE Neoに搭載されている「Core i5-13400」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているCPUとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
2023最新 | CPU性能 | おすすめの用途 |
Xeon w5-2455X | 38,773 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-13900KF | 59,801 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-12900KF | 41,469 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-13700KF | 46,450 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12700KF | 34,517 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-11700K | 24,660 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i5-13400F | 25,585 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i5-13400 | 25,314(当モデル) | 3D4K2CVDDSOF |
Core i5-12400F | 19,740 | 4K2CVDDSOF |
Core i3-12100T | 12,753 | 2CVDDSOF |
Celeron G6900 | 4,464 | OF |
Ryzen 9 7900X | 52,101 | 3D4K2CVDDSOF |
Ryzen 7 7700X | 36,476 | 3D4K2CVDDSOF |
Ryzen 5 5600G | 19,848 | 4K2CVDDSOF |
Ryzen 5 4500 | 16,154 | 4K2CVDDSOF |
Ryzen 3 4300G | 11,028 | VDDSOF |
Lenovo THINKCENTRE Neoに搭載されている「Core i5-13400」はIntel製のミドルグレードのCPUのです。Passmarkの公表しているベンチマーク値は25,314でCore i7などには劣るものの、どのような用途であっても十分なパフォーマンスとなっています。
注意点は、映像や画像などの処理はCPUよりもグラフィックボード性能に依存する部分が大きいため、クリエイティブな用途やゲーム用途などでの利用を考えている場合は、グラフィックボード性能をしっかり確認しておく必要があるという点です。THINKCENTRE Neoのグラフィックボード性能については以下で紹介しています。
グラフィックボード性能の確認
以下の表は、Lenovo THINKCENTRE Neoにはグラフィックボードは搭載されておらず、CPU内蔵グラフィックスで映像や画像の処理を行っています。
以下は、CPU内蔵グラフィックスである「Intel Iris Xe Graphics」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているグラフィックボードとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
グラフィックス性能 | おすすめの用途 | |
GeForce RTX4090 | 39,262 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4080 | 35,311 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4070Ti | 31,649 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4070 | 26,815 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4060Ti | 22,544 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4060 | 22,222 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080 | 25,358 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070 | 22,425 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3060 | 17,146 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1660 SUPER | 12,784 | 4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1070 | 13,534 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1060 | 10,069 | 4K2CVDDSOF |
Radeon RX6800M | 21,735 | 3D4K2CVDDSOF |
Radeon RX6700M | 19,042 | 3D4K2CVDDSOF |
Radeon RX6600M | 14,899 | 3D4K2CVDDSOF |
Radeon RX5600M | 11,288 | 4K2CVDDSOF |
Intel Iris Xe Graphics | 2,687 | DSOF |
「Intel Iris Xe Graphics」は、CPU内蔵グラフィックスでベンチマーク値も他のグラフィックボード搭載モデルと比べて低く、2,687しかありません。そのため、高負荷がかかるCGや3Dの編集といったことには向きませんが、簡単な動画編集やデザイン作業程度であれば十分快適に行うことができます。また、動画視聴や事務処理などの用途であれば全く問題なく使うことができます。
以下に当サイトで推奨している用途ごとの推奨ベンチマーク値を記載しているので参考にしてください。
用途別推奨ベンチマークスコア
- 12,000~ VR・CG制作、3D動画編集、機械学習(AI)、マイニング等
- 10,000~ FPSゲーム、4K動画編集・エンコード、等
- 5,000~ 2DCAD(AutoCAD、JWCAD)等
- 2,000~ 動画編集、エンコード(Adobe PremirePro)、デザイン(Adobe Photoshop、Illustrator)等
- ~2,000 Office(Excel、Word)等
メモリ・ストレージ性能の確認
Lenovo THINKCENTRE Neoは、標準構成でメインメモリ(RAM)に8GBのメモリ、ストレージにはなしとなっています。(メモリ、ストレージは、購入時のオプションで増設可能)
以下は、enovo THINKCENTRE Neoに搭載されているメモリの規格です。転送速度に関しては、標準より少し下の規格となっています。ゲーム用途では問題ありませんが、動画の書き出し(エンコード)などの作業では少し時間がかかる点は注意が必要です。
規格 | 転送速度(GB/s) |
DDR5-5600 | 44.8 |
DDR5-5200 | 41.6 |
DDR5-5000 | 40.0 |
DDR5-4800 | 38.4 |
DDR5-4000 | 32.0 |
DDR4-4266 | 34.1 |
DDR4-3600 | 28.8 |
DDR4-3200 | 25.6(当モデル) |
DDR4-2666 | 21.3 |
DDR4-2400 | 19.2 |
DDR4-2133 | 17 |
DDR4-1866 | 14.9 |
DDR4-1600 | 12.8 |
接続規格の確認
接続規格には、以下の規格が備わっています。
- DisplayPort端子 × 1
- HDMI端子 × 1
- VGA端子 × 1
- USB Type-A2.0 × 4
- USB Type-A3.2 × 4
- USB Type-C 3.2× 1
- 3 in 1 カード リーダー× 1(カスタマイズ対応)
- シリアルポート × 1
- LAN端子 × 1
- ヘッドホン出力/マイク入力端子 × 1
ゲーミング用途だけでなく、クリエイティブ作業などの用途でも十分通用する豊富な端子を揃えています。
ただし、Thunderbolt 4端子などがついていない点が少し残念です。
BTOカスタマイズについて
以下がLenovo THINKCENTRE NeoのBTOカスタマイズです。
OS | Windows 11 Home | +0円 |
Windows 11 Pro | +8,800円 | |
CPU | Core i5-13400 | 0円 |
Core i7-13700 | +53,900円 | |
グラフィックボード | 非搭載(内蔵グラフィックス) | 0円 |
AMD Radeon RX 6400 | +39,600円 | |
メモリ | 8GB | 0円 |
16GB | +13,200円 | |
32GB | +39,600円 | |
ストレージ | 1TB | +15,400円 |
2TB | +17,600円 |
ストレージやメモリの増設だけでなく、CPUやグラフィックボードのアップグレードも可能で、豊富なカスタマイズが可能となっています。
Lenovo THINKCENTRE Neoのゲーム性能について
Lenovo THINKCENTRE Neoのゲーム性能
Lenovo THINKCENTRE Neoのゲーム性能
- ゲーミング性能は高くないが画質を抑えれば十分可能
フレームレートについて
以下は、主要な人気ゲームごとのフレームレートの推奨値とLenovo THINKCENTRE Neoのフレームレート値の一覧です。
フレームレート(fps) | ||
Apex Legends | 推奨 | 144fps |
THINKCENTRE Neo | 64fps | |
Fortnite | 推奨 | 144fps |
THINKCENTRE Neo | 62fps | |
FINAL FANTASY15 | 推奨 | 60fps |
THINKCENTRE Neo | 56fps |
※1. フルHD、高画質で計測
※2. GeForce Experienceで計測
※3. 推奨値については快適にプレイできる数値で、公式公表値の必要スペックとは異なります
上記のフレームレートの値は、高画質でのプレイ状況で計測しています。そのため、FPSゲームなどはカクツキなどがある結果となっています。ただし、低画質やパフォーマンスなどのモードでプレイする分には快適にできるので、THINKCENTRE Neoでゲームをする場合にはしっかりとモード設定をする必要があります。
リフレッシュレートについて
リフレッシュレートについては、別売りのディスプレイ性能に依存します。そのため、ディスプレイを購入する際は、できるだけ高リフレッシュレートのものを選ぶことがおすすめです。
>>フレームレートやリフレッシュレートって何?という方は記事下部のQ&Aコーナーを参考にしてください。
Lenovo THINKCENTRE Neo 口コミ・評判
以下は、公式サイトに掲載されているLenovo THINKCENTRE Neoの口コミです。
かつては最新のPCが安価でほしければ自作するしかないというように思っていましたが、昨今のLenovoのPCは自作より良いモデルも珍しくないと感じます。このPCは正にそれで使用していて全く不満がありません。 安く購入するにはストレージやメモリをダウングレードして、購入後に必要に応じて自分で増設するといいです。このPCは既に使用しているM.2スロットの他に3.5インチベイと2.5インチベイが一つずつあります。さらに1台分のケーブルはPC内にすでに用意してあるので、1台増設するだけなら準備するのはネジとドライバーだけで大丈夫です。2台増設したいなら1台分のケーブルを用意する必要があります。 予算に余裕があり、自分で増設するのが面倒という方はカスタマイズ項目で増設しましょう。しかし、このPCは内部へのアクセスが簡単で増設も容易なので、挑戦してみてもいいと思います。 私はSSD2台とグラフィックボードを増設して使用しており、大変満足しています。このPCを購入して本当によかったと思っています。
コンパクトなデスクトップ
ぱぱぴやさん
予想よりコンパクトでした。 一方で拡張性もあり、少ないネジで中身を開けることができるのは良いです。 追加でケーブルを購入し前のPCで使っていたSSDとHDDを格納できました。 HHDは少し長いネジが必要です。
コスパと納期がとても最高でした。
はなこーさん
他社のPCと価格を比較したんですが、同性能でこちらのほうが安く買ったです。 納期ももう少しかかるかと思ってましたがすごく早く届きました。 使ってみて処理スピードもとても速く、今まで古くて遅いPCだったのでストレスから解消されて仕事がとてもはかどります。作業の時間が早くなったのでお菓子を食べてます。。おかしいですね(笑) 今回はデスクトップを購入しましたが、個人用にノートPCを購入する予定でセコセコお金貯めます。。。おかし買ってたら溜まりませんね(泣)
まとめ
この記事では、Lenovo THINKCENTRE Neoについてスペックから価格、口コミ等について紹介してきました。
Lenovo THINKCENTRE Neoは、エントリーデスクトップパソコンの位置づけで、価格が10万円をきるコストパフォーマンスの高さが特徴のモデルです。また、安いだけでなくCPUなどの性能も十分で、またカスタマイズ性にも優れているため、幅広い用途に対応できるモデルとなっています。
Lenovo THINKCENTRE Neoはこんな用途・ユーザーにおすすめ
- 動画視聴などの日常使い
- 事務処理、資料作成
- 簡単な動画編集、デザイン
- その他コスパに優れたデスクトップパソコンを探しているユーザー
Q&A
BTOパソコンとは?
BTOとは、「Build To Order」の略称で、受注生産方式のをパソコンを意味しています。BTOでは、CPUやグラフィックボードの変更、メモリの増設などのニーズに応じたカスタマイズが可能で、現在多くのPCメーカーがこのBTO方式を採用しています。
ゲーミングパソコンのゲームを性能を図る指標とは?
一般的に、ゲーミングパソコンの性能を図る指標として、フレームレートとリフレッシュレートという2つの指標を使います。
- フレームレート(fps):グラフィックボード(GPU)性能に依存
- リフレッシュレート:ディスプレイ性能に依存
フレームレート(fps:frame per second)とは、「1秒間あたりに表示される画像(フレーム)数を表す単位」のことで、その能力は主にグラフィックボード(GPU)の性能に依存します。このフレームレート(fps)の数値が高ければ高いほど1秒間に表示できるフレームの数が多くなり、より滑らかな映像表現が可能になります。そのため、特に、eスポーツなどの分野では、フレームレート(fps)が高いほど相手の行動を正確に把握できたり、操作の遅延(レイテンシ)が少なくなるので、フレームレート(fps)の数値が重要視されます。
リフレッシュレートとは、「液晶が1秒間の間に画像を何回描画できるかを表す数値」で、ディスプレイの性能に依存します。リフレッシュレートが高いほどよりスムーズに映像などのグラフィックを映し出すことができます。
つまり、高フレームレートに対応するためには、液晶も高リフレッシュレートの液晶を使う必要があるということです。
PassMarkとは?
PassMarkとは、オーストラリアのPassMark Software社が提供するベンチマークを測定するためのソフトウェア及びサービスです。
ベンチマークの算出方法は?
CPU性能に関わる以下の項目のテスト結果を平均して算出しています。
-
整数の演算処理速度を図るテスト
-
並列データ圧縮速度を図るテスト
-
1秒間にいくつの素数を見つけることができるかを図るテスト
-
暗号化の処理速度を図るテスト
-
浮動小数点数の演算処理速度を図る速度
-
拡張命令によりどのくらい演算処理速度を改善しているかを図るテスト
-
ソートアルゴリズムによりCPUが文字列をソートするのにかかる時間を図るテスト
-
CPUが物理的な相互作用にかかる時間を図るテスト
-
ひとつのCPUコアのみの処理速度を図るテスト
-
整数、浮動小数点、素数、ソートについてのテストスコアの複合平均値
GeForce Experienceとは?
GeForce Experienceと、NVIDIAが提供するGeForceユーザー向けのゲーム管理・設定ソフトです。
GeForce Experienceを使うと、ゲームの最適化や、映像の調整、ビデオの撮影・配信、フレームレートの計測などの様々な機能を簡単に使うことができます。。
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レノボファン18号さん