この記事を読むと分かること
- ASUS TUF Gaming F15のスペック・価格・評判
- ASUS TUF Gaming F15は、他のノートパソコンと比較してどのような優位性・弱点があるのか?
- ASUS TUF Gaming F15はどんな人におすすめのノートパソコンなのか?
ASUS TUF Gaming F15は、ASUSが販売しているコスパに優れたゲーミングノートパソコンです。ゲーミングパソコンのエントリーモデルとしておすすめのモデルです。
以下では、ASUS TUF Gaming F15の詳細なレビューを紹介しているので、購入を考えている方はぜひ検討材料にしてください。
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ASUSのコスパ優秀ゲーミングノート
特徴
- Intel第12世代の高性能CPUを搭載
- グラフィックボードにはGeForce 3060を搭載
- 144Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載
ASUS TUF Gaming F15は、CPUにCore i7-12700H、グラフィックボードにGeForce RTX 3060(Mobile)を備えたゲーミングノートパソコンです。コストパフォーマンスに優れたモデルで、20万円を切る価格でゲーミングパソコンを手に入れることができます。
スペック例 | |
商品名 | ASUS TUF Gaming F15 |
参考価格(税込み) | ¥164,800 |
OS | Windows 11 Pro 64bit |
CPU | Core i7-12700H |
バッテリー駆動時間 | 約 9.3時間 |
グラフィックス | GeForce RTX 3060(Mobile) |
メモリー | 16GB (シングルチャネル) |
システムストレージ | 1TB (NVMe) |
ディスプレイ | 15.6型 液晶パネル (144Hz) |
WEBカメラ | 92万画素 |
質量 | 約2.20kg |
ASUS TUF Gaming F15 性能の確認と比較
CPU性能の確認
以下の表は、ASUS TUF Gaming F15に搭載されている「Core i7-12700H」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているCPUとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
2023最新 | CPU性能(ベンチマーク) | おすすめの用途 |
Core i9-13980HX | 48,794 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-13900HX | 45,659 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-12900H | 28,784 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-13700HX | 34,306 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-13700H | 29,487 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12800H | 24,597 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12700H | 26,796(当モデル) | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-1360P | 19,746 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1260P | 17,085 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1260U | 13,019 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1165G7 | 10,460 | VDDSOF |
Core i5-12600H | 22,704 | VRCa動デOf |
Core i5-1240P | 17,401 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-1345U | 16,073 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-1235U | 13,635 | 2CVDDSOF |
Core i3-1215U | 11,664 | VDDSOF |
Celeron N4100 | 2,435 | Of |
ASUS TUF Gaming F15に搭載されている「Core i7-12700H」はインテルの第12世代CPUの中では上位の性能を誇るモデルです。同グレードの第13世代モデルと比べるとベンチマーク値は劣りますが、それでもゲームをする上では十分な性能です。
また、第12世代以降のCPUでは大きなモデルチェンジがあり、第11世代以前と比べてコア構成が大きく変わっています。第11世代以前までは、同性能のコアを複数のせることでCPU設計を行っていましたが、第12世代以降では省電力で効率性を重視した「Eコア」とパフォーマンスを重視した「Pコア」を適切に配分することで、より省電力化に優れたCPU設計を行っている点も大きな特徴です。
グラフィックボード性能の確認
以下の表は、ASUS TUF Gaming F15に搭載されている「GeForce RTX 3060(Mobile)」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているグラフィックボードとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
グラフィックス性能 | おすすめの用途 | |
GeForce RTX4090 | 30,032 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4080 | 26,885 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4060 | 18,653 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX 3500 Ada | 19,382 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX 2000 Ada | 15,129 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080Ti | 20,421 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080 | 16,681 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070Ti | 18,413 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070 | 15,473 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3060 | 13,183(当モデル) | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3050Ti | 9,983 | 4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3050 | 9,251 | 4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1650 | 6,969 | 2CVDDSOF |
GeForce GTX1060 | 8,161 | 4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX A3000 | 12,704 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX A2000 | 10,156 | 4K2CVDDSOF |
Intel Iris Xe Graphics | 2,709 | VDDSOF |
Intel UHD Graphics | 1,495 | OF |
「GeForce RTX 3060(Mobile)」シリーズは、NVIDIAのゲーミング向けのグラフィックボードです。GeForce RTX 40シリーズと比べると性能は劣るものの、eスポーツやシューティング系ゲーム、バトル系ゲームでも十分なパフォーマンスを発揮することができます。
また、NVIDIAには、専用の「NVIDIA Studio」というグラフィックボードをクリエイター向けに最適化できるドライバが用意されており、「NVIDIA Studio」をダウンロードしてインストールすることで、よりクリエイティブな作業に適したPC環境を構築することができます。
GeForce Experienceというソフトを使えばボタンひとつで切り替えができるため、ゲームをする時は「GeForce Game Readyドライバ」、クリエイティブな制作などの作業を行うときは「NVIDIA Studioドライバ」というように切り替えて使えば、様々な用途でストレスなく快適にパソコンを使うことができます。
用途別推奨ベンチマークスコア
- 12,000~ VR・CG制作、3D動画編集、機械学習(AI)、マイニング等
- 10,000~ 4K動画編集、エンコード等
- 5,000~ 2DCAD(AutoCAD、JWCAD)等
- 2,000~ 動画編集、エンコード(Adobe PremirePro)、デザイン(Adobe Photoshop、Illustrator)等
- ~2,000 office(Excel、Word)等
メモリ・ストレージ性能の確認
ASUS TUF Gaming F15では、標準構成でメインメモリ(RAM)に16GBのメモリ、ストレージには1TBのSSDを搭載しています。
以下は、ASUS TUF Gaming F15に搭載されているメモリの規格です。転送速度に関しては、上位の規格で、動画の書き出し(エンコード)作業なども比較的にスムーズに行えます。
規格 | 転送速度(GB/s) |
DDR5-5600 | 44.8 |
DDR5-5200 | 41.6 |
DDR5-5000 | 40.0 |
DDR5-4800 | 38.4(当モデル) |
DDR5-4000 | 32.0 |
DDR4-4266 | 34.1 |
DDR4-3600 | 28.8 |
DDR4-3200 | 25.6 |
DDR4-2666 | 21.3 |
DDR4-2400 | 19.2 |
DDR4-2133 | 17 |
DDR4-1866 | 14.9 |
DDR4-1600 | 12.8 |
また、ストレージについては、SSDに最適化されたNVMeという規格のSSDを採用しており、データの読み込み・書き出しが高速に行えるという特徴があります。
ディスプレイの確認
ASUS TUF Gaming F15は、「WUXGA:1920×1200(アスペクト比16:10)」のtft液晶を採用しています。144Hzの高リフレッシュレートが特徴で、なめらかな描写をしてくれるのでゲームに最適な性能を備えています。
以下は、ディスプレイの詳細性能です。
- 映像美
- 3
- 応答速度
- 4
- コントラスト
- 4
- 視野角
- 4
- フリッカー
- 4
持ち運び性能(バッテリー駆動時間・重量)の確認
ASUS TUF Gaming F15は、重量が約2.20kgとゲーミングノートパソコンの中では普通です。バッテリー駆動時間は、それほど長くないのでゲームや動画編集、デザイン作業などをする場合はコンセントにつなぎながらすることがおすすめです。
持ち運びについては、外でコンセントに接続できる環境などがあるのであれば、少し重たいですが問題なくできるといえます。
公表値 | 約9時間20分 |
音楽再生 | 4時間05分 |
動画編集 | 1時間45分 |
※1. 音楽再生はMedia Playerでmp3ファイルを再生。
※2. 動画編集はpremire proでHD動画を再生。
接続規格の確認
接続規格には、以下の規格が備わっています。
- 有線LAN × 1
- HDMI端子 × 1
- USB3.2 Type-A × 2
- USB3.2 Type-C × 2
- ヘッドホン出力/マイク入力端子 × 1
- ケンジントンロック × 1
ゲーミングパソコンなどで多いThunderbolt4規格が備わっていないので、ASUSのゲーミングパソコンの上位モデルであるASUS ROG STRIX SCARなどと比べるとデータの転送速度は劣ります。
BTOカスタマイズについて
メモリやストレージについてのBTOカスタマイズはなく、用途に合わせてモデルを選択するという形になります。
例えば、ストレージ容量などの性能を少し抑えて出費を抑えたいという方はパフォーマンスモデル、高くても良いから最高のスペックにしたいという方はクリエイターモデルというように、希望に合わせてモデルを選択するという形になります。
ゲーム性能について
ゲーミングパソコンの性能を図る2つの指標
一般的に、ゲーミングパソコンの性能を図る指標として、フレームレートとリフレッシュレートという2つの指標を使います。
ゲーミングパソコンの性能を図る2つの指標
- フレームレート(fps):グラフィックボード(GPU)性能に依存
- リフレッシュレート:ディスプレイ性能に依存
フレームレート(fps:frame per second)とは、「1秒間あたりに表示される画像(フレーム)数を表す単位」のことで、その能力は主にグラフィックボード(GPU)の性能に依存します。このフレームレート(fps)の数値が高ければ高いほど1秒間に表示できるフレームの数が多くなり、より滑らかな映像表現が可能になります。そのため、特に、eスポーツなどの分野では、フレームレート(fps)が高いほど相手の行動を正確に把握できたり、操作の遅延(レイテンシ)が少なくなるので、フレームレート(fps)の数値が重要視されます。
リフレッシュレートとは、「液晶が1秒間の間に画像を何回描画できるかを表す数値」で、ディスプレイの性能に依存します。リフレッシュレートが高いほどよりスムーズに映像などのグラフィックを映し出すことができます。
つまり、高フレームレートに対応するためには、液晶も高リフレッシュレートの液晶を使う必要があるということです。
ASUS TUF Gaming F15のゲーム性能
ASUS TUF Gaming F15のゲーム性能
- バトルからシューティング、ロールプレイングまであらゆるゲームにおすすめ
フレームレートについて
以下は、主要な人気ゲームごとのフレームレートの推奨値とASUS TUF Gaming F15のフレームレート値の一覧です。
フレームレート(fps) | ||
Apex Legends | 推奨 | 144fps |
TUF Gaming F15 | 148fps | |
Fortnite | 推奨 | 144fps |
TUF Gaming F15 | 121fps | |
FINAL FANTASY15 | 推奨 | 60fps |
TUF Gaming F15 | 113fps | |
GTA5 | 推奨 | 60fps |
TUF Gaming F15 | 50fps |
※1. フルHD、高画質で計測
※2. GeForce Experienceで計測
※3. 推奨値については快適にプレイできる数値で、公式公表値の必要スペックとは異なります
ASUS TUF Gaming F15のフレームレート値を見ると、Apex LegendsやFortniteといったFPSのゲームでも、十分にフレームレート値が足りていることが分かります。
リフレッシュレートについて
ASUS TUF Gaming F15の液晶のリフレッシュレートは144Hzです。eスポーツやバトル系、シューティング系のゲームなどのゲームに対応できる高リフレッシュレートディスプレイです。
また、27インチや30インチといったようなより大きな画面でゲームを楽しみたい場合は、外付けディスプレイを使用するのがおすすめです。
ASUS TUF Gaming F15 口コミ・評判
ASUS TUF Gaming F15についての口コミ・評判は見つかりませんでした。
そのため、評判を知りという方は、この記事のレビューを参考にしてみてください。
また、twitterの口コミはこちらからどうぞ。
まとめ
この記事では、ASUS TUF Gaming F15についてスペックから価格、口コミ等について紹介してきました。
ASUS TUF Gaming F15は、エントリーゲーミングノートパソコンの位置づけですが、ドライバの切り替えで様々な作業についても快適に行えるという特徴があります。そのため以下のような方に特におすすめのモデルです。
ASUS ROG STRIXSCARはこんな方におすすめ
- ゲームユーザー
- Webデザイナー
- プログラマー
- 動画編集者
用途・目的別のおすすめノートパソコンの紹介
用途や目的にあったおすすめのノートパソコンや選び方のポイントを知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。















Q&A
BTOパソコンとは?
BTOとは、「Build To Order」の略称で、受注生産方式のをパソコンを意味しています。BTOでは、CPUやグラフィックボードの変更、メモリの増設などのニーズに応じたカスタマイズが可能で、現在多くのPCメーカーがこのBTO方式を採用しています。
モバイルワークステーションとは?
高解像度動画の編集やCAD図面の設計、CG制作、科学技術計算など、高度な演算能力・画像処理能力が要求される処理を行うための高性能な装置を搭載したノートPCのこと。高性能なCPUだけでなく、画像処理などの演算を行う高性能なGPU(グラフィックボード)が搭載されている点が特徴です。
PassMarkとは?
PassMarkとは、オーストラリアのPassMark Software社が提供するベンチマークを測定するためのソフトウェア及びサービスです。
ベンチマークの算出方法は?
CPU性能に関わる以下の項目のテスト結果を平均して算出しています。
- 整数の演算処理速度を図るテスト
- 並列データ圧縮速度を図るテスト
- 1秒間にいくつの素数を見つけることができるかを図るテスト
- 暗号化の処理速度を図るテスト
- 浮動小数点数の演算処理速度を図る速度
- 拡張命令によりどのくらい演算処理速度を改善しているかを図るテスト
- ソートアルゴリズムによりCPUが文字列をソートするのにかかる時間を図るテスト
- CPUが物理的な相互作用にかかる時間を図るテスト
- ひとつのCPUコアのみの処理速度を図るテスト
- 整数、浮動小数点、素数、ソートについてのテストスコアの複合平均値
GeForce Experienceとは?
GeForce Experienceと、NVIDIAが提供するGeForceユーザー向けのゲーム管理・設定ソフトです。
GeForce Experienceを使うと、ゲームの最適化や、映像の調整、ビデオの撮影・配信、フレームレートの計測などの様々な機能を簡単に使うことができます。。