この記事を読むと分かること
- Panasonic Let's note QRシリーズ(CF-QR4)の最新スペック・価格・特徴
- Core Ultra搭載モデル(SC/FC)と比べたときの優位性・弱点
- 2in1モデルならではの活用術と、2026年でもおすすめできるユーザー像
Panasonic Let's note QRシリーズ(CF-QR4)は、レッツノートの中で唯一「回転式2in1」を採用したビジネスモバイルPCです。ノートPCとしての打鍵性と、タブレットとしての取り回しを両立しており、資料作成・Web会議・対面プレゼン・現場での図面確認など、ビジネスの“動く作業”を1台に集約したい方に向いています。
2026年現在、レッツノートはCore Ultra搭載のAI PC(SC/FC)が主力ラインになりました。一方でQRシリーズは第13世代Coreを継続しつつ、「2in1の完成度」「豊富な端子」「堅牢性」を重視する層から根強い支持を得ています。
本記事では、JEITA 3.0基準のバッテリー表記と現行仕様に基づき、QRシリーズの実力を徹底レビューします。
Panasonic Let's note QRシリーズってどんなパソコン?(スペック・価格)
シリーズ唯一の回転式2in1モバイル
特徴
- 第13世代Intel Coreプロセッサーで安定した処理性能
- 12.4型 3:2のFHD+液晶で文書作成・閲覧が圧倒的に快適
- USB-C(USB PD)充電に対応し、5G/eSIM対応モデルも選べる
Panasonic Let's note QRシリーズ(CF-QR4)は、CPUにCore i5-1345U / Core i7-1370P(vPro)を搭載した2in1ノートパソコンです。回転式ヒンジにより、打鍵中心の「ノートPCスタイル」から、相手に画面を見せやすい「ビュースタイル」、手に持って使える「タブレットスタイル」へとスムーズに切り替えられます。
特に、会議室や現場など“場所が変わる仕事”で使い勝手が良く、ノートPCとタブレットの2台持ちを1台にまとめたい人にとって、完成度の高い選択肢です。
| スペック例 | スタンダード(i5) | プレミアム 5G対応 |
| 商品名 | レッツノートQR (CF-QR4) | レッツノートQR (CF-QR4) |
| 参考価格(税込み) | ¥337,700〜 | ¥484,000〜 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit | Windows 11 Pro 64bit |
| CPU | Core i5-1345U | Core i7-1370P (vPro) |
| バッテリー駆動時間※1 | 約7時間(動画)/約15.5時間(アイドル) | 約7時間(動画)/約15.5時間(アイドル) |
| グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics | Intel Iris Xe Graphics |
| メモリー | 16GB (オンボード) | 32GB (オンボード) |
| システムストレージ | 512GB (NVMe PCIe 4.0) | 最大2TB (PCIe 4.0) |
| ディスプレイ | 12.4型 FHD+(1920×1280) タッチ | 12.4型 FHD+(1920×1280) タッチ |
| 本体質量 | 約1.044kg | 約1.059kg |
| 通信機能 | Wi-Fi 6E / eSIM選択可 | 5G / LTE / eSIM 標準対応 |
※1. JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver. 3.0)に基づく目安時間。構成や使用条件により変動します。
Core Ultra搭載モデル(SC/FC)と比べたときの違い
レッツノートのSC/FCシリーズはCore Ultraを搭載し、NPUを使ったAI処理や省電力性を訴求する最新ラインです。一方でQRシリーズは、回転式2in1という機構を優先し、ビジネス現場での使い勝手を突き詰めたポジションにあります。
| 比較項目 | QR(CF-QR4) | SC/FC(Core Ultra系) |
| CPU世代 | 第13世代 Core i5/i7 | Core Ultra(NPU搭載) |
| 形状 | 回転式2in1 | クラムシェル(回転なし) |
| 強み | 対面プレゼン、立ち作業、現場の取り回し、端子の豊富さ | AI処理支援、省電力、最新プラットフォーム |
| おすすめ像 | 2in1を仕事の武器として使い切りたい人 | AI機能・新しさを重視したい人 |
ここがポイント
QRシリーズはNPUこそ非搭載ですが、第13世代Core i7-1370PのCPU処理性能は高く、通常のOfficeワークやWeb会議、マルチタスクで不足を感じにくい構成です。
Panasonic Let's note QRシリーズ 性能の確認と比較
CPU性能の確認:ビジネス用途にちょうどいい「高性能×安定」
QRシリーズの第13世代Coreは、Pコア(性能重視)とEコア(効率重視)を組み合わせたハイブリッド構成です。ブラウザを多数開きながら資料作成を進める、Web会議をしながらExcelで集計を回す、といった“同時並行の作業”で真価を発揮します。
※1. ベンチマーク値は目安です。数値が高いほど高性能であることを示します。
※2. 機種の冷却設計や電力設定により、実際の体感は変動します。
| 型番目安 | CPU性能(ベンチマーク) | おすすめの用途 |
| Core i7-1370P | 22,597(プレミアムモデル) | 4K2CVDDSOF |
| Core i5-12600H | 22,704 | VRCa動デOf |
| Core i5-1345U | 16,073(スタンダードモデル) | 4K2CVDDSOF |
グラフィックス性能:ビジネスには十分、重い3Dは割り切り
搭載されている「Intel Iris Xe Graphics」はCPU内蔵GPUです。一般的なオフィス作業、Webブラウジング、Web会議、簡単な画像編集といった用途なら、必要十分な性能を発揮します。
得意: Office、ブラウザ業務、Zoom/Teams、軽いPhotoshop作業、Canvaなどのブラウザデザイン。
不得意: 3Dゲーム、3D CAD、本格的な4K動画編集・長尺の書き出し。
| グラフィックス性能 | おすすめの用途 | |
| Intel Iris Xe Graphics | 2,709(当モデル) | VDDSOF |
用途別推奨ベンチマーク(目安)
- 10,000〜 本格的な4K編集(本機では厳しめ)
- 5,000〜 2DCAD・高機能デザインツール
- 2,000〜 一般的なビジネスワーク・軽めの編集(本機の領域)
メモリ・ストレージ:快適さを左右する“土台”が強い
QRシリーズはメモリがオンボードのため増設はできませんが、16GB/32GB構成が用意されています。ブラウザタブが多い、Web会議と資料作成を並行する、という用途が中心なら16GBでも運用できます。
一方で、画像編集やローカルに資料を溜め込む運用、仮想環境を使うなど“重めの仕事”が混ざる人は、32GB構成を選ぶと余裕が出ます。
ストレージはNVMe PCIe 4.0 SSDを選択でき、起動やファイル読み込みの体感速度が軽快になります。モバイルPCは待ち時間が積み上がりやすいため、SSDの速さは満足度に直結します。
ディスプレイ:縦に長い「3:2」がビジネスの武器
QRシリーズの画面比率は、一般的な16:9ではなく「3:2」です。A4用紙に近い比率のため、Wordやブラウザの表示範囲が広く、12.4インチというコンパクトさ以上に作業が捗ります。
タッチ操作にも対応しており、ビュースタイルでの対面説明や、タブレットスタイルでの資料確認と相性が良い構成です。
- 視認性
- 5
- 応答速度
- 3
- コントラスト
- 5
- 視野角
- 5
- タッチ感度
- 5
持ち運び性能(バッテリー・重量):JEITA 3.0基準で見ても実務向き
バッテリー駆動時間はJEITA 3.0基準で「動画再生時」と「アイドル時」を併記します。数値の見え方は旧基準と変わりますが、実使用に近い指標で比較できるのがポイントです。
| 動画再生時(JEITA 3.0) | 約7時間 |
| アイドル時(JEITA 3.0) | 約15.5時間 |
また、USB Power Delivery対応のUSB-C充電に対応しているため、スマホや周辺機器と充電環境を共通化しやすく、荷物を減らしたい人にも向きます。
インターフェース:もはや「変換アダプタ」は不要
薄型PCの多くが端子を削る中、QRシリーズは“仕事で困らない端子”をしっかり残しています。現場や客先での「つなぎ先の多様さ」に強いのが、レッツノートらしい魅力です。

- Thunderbolt 4(Type-C)×2(USB PD充電・映像出力対応)
- USB Type-A ×3
- フルサイズSDカードスロット ×1
- HDMI ×1
- アナログRGB(VGA)×1
- 有線LAN(RJ-45)×1
出先のプロジェクターがVGAしかない、ホテルのWi-Fiが不安定で有線LANを使いたい、といった場面でも、この1台で完結しやすい構成です。
BTOカスタマイズのポイント(迷いやすいところだけ整理)
QRシリーズは構成選択(BTO)により、用途に合わせた最適化がしやすいのも魅力です。特に迷いやすいのが「通信(WAN)」と「ストレージ容量」です。
| ワイヤレスWAN | なし(Wi-Fiのみ) | +0円 |
| LTE(4G)(nanoSIM+eSIM)対応 | 構成・時期により変動 | |
| ストレージ | SSD 512GB | +0円 |
| SSD 1TB | 構成・時期により変動 | |
| SSD 2TB(主に上位構成の選択肢) | 構成・時期により変動 |
通信は、外回りや出張が多くWi-Fiに頼りたくない人ほどLTE/5G構成が便利です。逆に、職場や自宅のWi-Fi中心で使うなら、WANなしでも困りません。
ストレージは、クラウド中心で資料も軽い人なら512GBでも運用できます。写真・動画・大容量の資料をローカル保存する運用が多い人は、1TB以上にしておくと安心です。
ゲーム性能について
結論から言うと、Let's note QRはゲーミングPCではありません。専用GPUを搭載していないため、最新の3Dゲームを快適に遊ぶ用途には向きません。
| フレームレート(fps)目安 | ||
| Apex Legends | 推奨 | 144fps |
| QR (i7モデル) | 30〜45fps(低設定の目安) | |
| Fortnite | 推奨 | 144fps |
| QR (i7モデル) | 40〜55fps(低設定の目安) |
※上記fpsは構成・環境・設定により変動する目安です。快適な競技プレイを目的とする場合は、専用GPU搭載機が向きます。
一方で、2026年現在はクラウドゲーミングサービスも普及しているため、安定した通信環境があるなら「端末のGPU性能に依存しにくい遊び方」を選ぶことも可能です。
まとめ:2026年版 Let's note QRシリーズはどんな人におすすめ?
Panasonic Let's note QRシリーズは、レッツノートの「頑丈さ」と「回転式2in1の汎用性」、そして「変換アダプタ不要の端子構成」を高いレベルで両立したビジネス機です。AI処理の最先端だけを追うのではなく、現場での使い勝手を最優先したい人にとって、今でも強い選択肢になります。
こんな人ならQRシリーズがハマる
- 対面プレゼンが多い方: 画面をくるっと回して相手に見せられる2in1が強い。
- 現場で図面や資料をチェックする方: タブレットスタイルで手に持ち、確認しやすい。
- USB-C充電で荷物を減らしたい方: 充電器の共通化で持ち物をシンプルにできる。
- レガシー環境(VGA等)を捨てられない方: 端子が揃っており変換アダプタに頼りにくい。
最新のAI機能を重視するならSC/FCが候補になりますが、「回転式2in1」が必要な方にとって、QRシリーズに代わる選択肢は限られます。
用途・目的別のおすすめノートパソコン(PC)の紹介
用途や目的にあったおすすめのノートパソコンや選び方のポイントを知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。












Q&A
なぜ最新のCore Ultra(SC/FC)ではなくQRを選ぶの?
SC/FCはAI処理(NPU)や最新プラットフォームの利点がありますが、画面は回転しません。QRはシリーズで唯一「回転式2in1」という機構を持っており、対面プレゼンや立ち作業、現場での取り回しに強いという独自の価値を提供します。
バッテリー駆動時間の表記が変わったのはなぜ?
測定基準が「JEITA 2.0」から、より実使用に近い「JEITA 3.0」へ移行したためです。Ver.3.0では動画再生時とアイドル時を併記するルールになり、従来より条件が厳しくなっています。数値は下がって見えても、実用性が必ずしも下がったとは限りません。
AIセンサー機能で何ができる?
PCの前に座ると自動復帰、席を離れると自動ロックといった動作で、外出先でもセキュリティを高めやすくなります。周囲の状況に応じた支援機能があるため、カフェや出先での作業とも相性が良いです。
ペン入力(アクティブペン)で細かく書き込める?
QRシリーズはタッチ操作に対応していますが、筆圧検知などを前提とした“イラスト用途のアクティブペン運用”は、モデルや構成によって相性が出やすい領域です。現場でのチェックや簡易メモ、PDFの確認が主目的ならタッチ主体でも十分ですが、細密な手書き入力を重視する場合は、購入前に入力デバイスの対応条件を確認しておくと安心です。








