この記事を読むと分かること
- オンラインゲームでVPNを使うと何が変わるのか(メリット/デメリット)
- ゲーム用途で失敗しないVPNの選び方(Ping・安定性・安全性)
- オンラインゲームにおすすめのVPNサービスと比較の見方
- 導入前に知っておきたい注意点(規約・接続安定性・速度低下)
オンラインゲーム向けのVPNは、つないだだけで必ずラグが改善する「魔法の道具」ではありません。一方で、回線の混雑回避や経路の相性改善、IPアドレスの保護といった目的では、状況次第でプレイの快適さに直結することがあります。
本記事では、FPS・格闘ゲームのように一瞬の遅延が勝敗を分けるタイトルから、MMORPGのように安定性が重要なタイトルまで、幅広いゲーム用途を想定し、Ping・安定性・安全性を軸に2026年最新のVPN選びを解説します。
オンラインゲーム向けVPNサービス選びのポイント(要点)
- 「Mbps」より「Ping・パケットロス・Jitter」を最重視。カクつきの原因は帯域不足ではなく、通信の“揺れ”にあるケースが多いです。
- プロトコルは最新のWireGuard系、または各社の高速独自プロトコル(NordLynx、Lightway等)を選ぶのが基本です。
- 暗号化はAES-256-GCMやChaCha20が代表的。WireGuard系はChaCha20-Poly1305(暗号+認証)が一般的です。
- ノーログ方針は重要ですが、あわせて監査・透明性など運用の実効性も確認すると安心です。
- PS5やSwitchで使うなら、ルーター対応や同時接続台数、設定ガイドの有無もチェックしましょう。
- 海外接続(地域切替)を行う場合は、必ずゲーム側の利用規約を確認してください。
結論:ゲーム用途は「近いサーバー」「ピークタイム耐性」「WireGuard系」「監査・透明性」を満たすVPNを、返金保証期間で実測して相性確認するのが最も堅実です。
この記事で紹介しているVPNサービス一覧
この記事で紹介しているオンラインゲームにおすすめのVPNサービスの一覧です。記事全体を読む時間がない方は、上の要点と以下の表を参考にしてください。
| サービス名 | |||||
| 料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥1,813/月 6ヵ月プラン ¥1,398/月 1年プラン ¥934/月 | 1ヵ月プラン ¥1,890/月 1年プラン ¥810/月 2年プラン ¥610/月 | 1ヵ月プラン ¥2,531/月 1年プラン ¥633/月 2年プラン ¥472/月 | 7日プラン ¥580/7日 1ヵ月プラン ¥1,580/月 1年プラン ¥660/月 | 1ヵ月プラン ¥1,790/月 6ヵ月プラン ¥1,000/月 2年プラン ¥320/月 |
| 通信速度※ | |||||
| 主要デバイス | |||||
| サーバー設置国 | 94カ国 >>詳細 | 60カ国 >>詳細 | 100カ国 >>詳細 | 54カ国 >>詳細 | 91カ国 >>詳細 |
| 暗号化方式 | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM |
| ノーログポリシー | |||||
| 日本語対応※ | |||||
| カスタマーサポート | |||||
| 運営元 | ヴァージン諸島 | パナマ共和国 | ヴァージン諸島 | 日本 | ルーマニア |
| 保証 | 3週間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 45日間の返金保証 |
| 公式サイト |
オンラインゲームにおすすめのVPNサービス 5選
オンラインゲーム用途では、通信速度(Mbps)の数字だけではなく、応答速度(Ping)の安定性やアプリの操作性、サーバーの混雑耐性などが体感を左右します。ここでは総合的にバランスが良いサービスを紹介します。
ExpressVPN
トップクラスの通信速度をもつVPNサービス
ExpressVPNは、イギリス領であるヴァージン諸島(British Virgin Islands)に本社を置くVPSサービスプロバイダで、世界でもトップクラスのVPN通信速度と世界94ヵ国以上に広がる巨大なサーバーネットワークが大きな特徴です。また、ネットワーク規制の強い中国などの国からのアクセスも可能で利用者の多い人気のVPNサービスです。
おすすめのポイント
- トップクラスの通信速度
- 安全で強固な暗号化方式「AES-256-GCM」を採用
- ノーログポリシー有り
- 1年以上の長期利用時のコストパフォーマンスが優秀
- 多様なデバイス対応
- アプリの使い勝手が良い
- 94ヵ国3,000カ所以上の広範なサーバーネットワーク
- 中国での利用可能(2026年4月時点)
- 日本語対応有
| サービス名 | ExpressVPN |
| 料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥1,813/月 6ヵ月プラン ¥1,398/月 1年プラン ¥934/月 |
| 通信速度※ | |
| 対応デバイス | |
| サーバー設置国 | 94カ国 >>詳細 |
| 暗号化方式 | AES-256-GCM |
| ノーログポリシー | |
| 日本語対応※ | |
| カスタマーサポート | |
| 運営元 | ヴァージン諸島 |
| 保証 | 3週間の返金保証 |
| 公式サイト |
※1. 通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。N=103。
※2. 計測環境については、計測アプリはによって測定値が大きく異なるため「SpeedSmart」を利用した計測値としています。
※3. なお、「SpeedSmart」を利用したVPNを使用しない状態での計測値(一般的な家庭用Wifi)は、7:00/12:00/17:00/24:00の4回計測の平均値で122.7Mbpsです。
| 日本⇒日本 | 韓国⇒日本 | |
| 109.4Mbps | 88.9Mbps | |
| 107.3Mbps | 85.1Mbps | |
| 103.5Mbps | 82.3Mbps | |
| 101.5Mbps | 81.4Mbps | |
| 99.3Mbps | 78.7Mbps | |
| 102.3Mbps | 74.4Mbps | |
| 89.3Mbps | 68.4Mbps | |
| 79.1Mbps | 65.4Mbps | |
| 65.1Mbps | 39.3Mbps | |
| 63.3Mbps | 32.4Mbps |
NordVPN
高速通信と高い安全性で人気のVPNサービス
NordVPNは、パナマ共和国発のVPNで、通信速度の速さやネットワーク規模の大きさ、アプリの使い勝手の良さ等の理由で世界で人気のあるVPNサービスのひとつです。また、短期利用時のコストは少し高めの料金設定ですが、1年利用や2年利用のプランであれば1か月利用時の料金と比べて半額以下で使えるので、1年以上の長期利用を考えているのであればコストパフォーマンスも優秀です。
おすすめのポイント
- 高速なVPNの通信速度
- 安全で強固な暗号化方式「AES-256-GCM」を採用
- ノーログポリシー有り
- 長期利用時のコストパフォーマンスが優秀
- 多様なデバイス対応
- アプリの使い勝手が良い
- 60ヵ国5,730カ所以上の広範なサーバーネットワーク
| サービス名 | Nord VPN |
| 料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥1,890/月 1年プラン ¥810/月 2年プラン ¥610/月 |
| 通信速度※ | |
| 対応デバイス | |
| サーバー設置国 | 60カ国 >>詳細 |
| 暗号化方式 | AES-256-GCM |
| ノーログポリシー | |
| 日本語対応※ | |
| カスタマーサポート | |
| 運営元 | パナマ共和国 |
| 保証 | 30日間の返金保証 |
| 公式サイト |
※1. 通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。N=103。
※2. 計測環境については、計測アプリはによって測定値が大きく異なるため「SpeedSmart」を利用した計測値としています。
※3. なお、「SpeedSmart」を利用したVPNを使用しない状態での計測値(一般的な家庭用Wifi)は、7:00/12:00/17:00/24:00の4回計測の平均値で122.7Mbpsです。
| 日本⇒日本 | 韓国⇒日本 | |
| 109.4Mbps | 88.9Mbps | |
| 107.3Mbps | 85.1Mbps | |
| 103.5Mbps | 82.3Mbps | |
| 101.5Mbps | 81.4Mbps | |
| 99.3Mbps | 78.7Mbps | |
| 102.3Mbps | 74.4Mbps | |
| 89.3Mbps | 68.4Mbps | |
| 79.1Mbps | 65.4Mbps | |
| 65.1Mbps | 39.3Mbps | |
| 63.3Mbps | 32.4Mbps |
Surfshark
サポート体制が充実!VPN初心者におすすめ!
Surfsharkは、イギリス領のヴァージン諸島発のVPNで、高速な通信と大規模なサーバーネットワークが特徴のVPSサービスです。また、メール、チャット、お問い合わせフォームなどカスタマーサポートが充実している点も特徴で初めてVPNを使うというVPN初心者の方にもおすすめできるサービスとなっています。ただし、その分他のVPNサービスと比較して短期利用の料金が高めに設定されています。1年以上の利用であれば1ヶ月利用時の4分の1程度の割安価格で利用できるので、申し込みをする時はプランの選択に注意しましょう。
おすすめのポイント
- 高速なVPN通信速度
- 安全で強固な暗号化方式「AES-256-GCM」を採用
- ノーログポリシー有り
- 長期利用時のコストパフォーマンスが優秀
- 多様なデバイス対応
- アプリの使い勝手が良い
- 100ヵ国3,200カ所以上の広範なサーバーネットワーク
- 中国での利用可能(2026年4月時点)
- 日本語対応有
| サービス名 | Surfshark |
| 料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥2,531/月 1年プラン ¥633/月 2年プラン ¥472/月 |
| 通信速度※ | |
| 対応デバイス | |
| サーバー設置国 | 100カ国 >>詳細 |
| 暗号化方式 | AES-256-GCM |
| ノーログポリシー | |
| 日本語対応※ | |
| カスタマーサポート | |
| 運営元 | ヴァージン諸島 |
| 保証 | 30日間の返金保証 |
| 公式サイト |
※1. 通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。N=103。
※2. 計測環境については、計測アプリはによって測定値が大きく異なるため「SpeedSmart」を利用した計測値としています。
※3. なお、「SpeedSmart」を利用したVPNを使用しない状態での計測値(一般的な家庭用Wifi)は、7:00/12:00/17:00/24:00の4回計測の平均値で122.7Mbpsです。
| 日本⇒日本 | 韓国⇒日本 | |
| 109.4Mbps | 88.9Mbps | |
| 107.3Mbps | 85.1Mbps | |
| 103.5Mbps | 82.3Mbps | |
| 101.5Mbps | 81.4Mbps | |
| 99.3Mbps | 78.7Mbps | |
| 102.3Mbps | 74.4Mbps | |
| 89.3Mbps | 68.4Mbps | |
| 79.1Mbps | 65.4Mbps | |
| 65.1Mbps | 39.3Mbps | |
| 63.3Mbps | 32.4Mbps |
MillenVPN
日本トップクラスのVPNサービス
MillenVPNは、日本のアズポケット株式会社が運営しているVPNサービスで、サーバー設置国の多さでは日本でトップクラスの規模のVPNサービスです。また、コストパフォーマンスが高く、1週間の短期利用プランなどがあるのも特徴です。海外のVPSサービスを使うのが不安だという方には特におすすめです。
おすすめのポイント
- 安全で強固な暗号化方式「AES-256-GCM」を採用
- ノーログポリシー有り
- コストパフォーマンスが優秀
- 1週間の短期プラン有
- 多様なデバイス対応
- アプリの使い勝手が良い
- 54ヵ国1,300カ所以上の広範なサーバーネットワーク
- 独自の接続方式で中国での利用可能(2026年4月時点)
- 日本企業で日本語対応がばっちり
| サービス名 | Millen VPN |
| 料金(税込)※ | 7日プラン ¥580/7日 1ヵ月プラン ¥1,580/月 1年プラン ¥660/月 |
| 通信速度※ | |
| 対応デバイス | |
| サーバー設置国 | 54カ国 >>詳細 |
| 暗号化方式 | AES-256-GCM |
| ノーログポリシー | |
| 日本語対応※ | |
| カスタマーサポート | |
| 運営元 | 日本 |
| 保証 | 30日間の返金保証 |
| 公式サイト |
※1. 通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。N=103。
※2. 計測環境については、計測アプリはによって測定値が大きく異なるため「SpeedSmart」を利用した計測値としています。
※3. なお、「SpeedSmart」を利用したVPNを使用しない状態での計測値(一般的な家庭用Wifi)は、7:00/12:00/17:00/24:00の4回計測の平均値で122.7Mbpsです。
| 日本⇒日本 | 韓国⇒日本 | |
| 109.4Mbps | 88.9Mbps | |
| 107.3Mbps | 85.1Mbps | |
| 103.5Mbps | 82.3Mbps | |
| 101.5Mbps | 81.4Mbps | |
| 99.3Mbps | 78.7Mbps | |
| 102.3Mbps | 74.4Mbps | |
| 89.3Mbps | 68.4Mbps | |
| 79.1Mbps | 65.4Mbps | |
| 65.1Mbps | 39.3Mbps | |
| 63.3Mbps | 32.4Mbps |
CyberGhost
大規模なネットワークが特徴のVPNサービス
CyberGhostは、ルーマニアに本拠地を置くVPNサービスプロバイダで、91ヵ国以上に及ぶ大規模サーバーネットワークとWindowsからMac、Android、iPhoneまで様々なデバイス対応が特徴のVPNサービスです。また、長期利用であれば1ヵ月あたり320円と非常に割安で利用できる点も人気の理由です。
おすすめのポイント
- 安全で強固な暗号化方式「AES-256-GCM」を採用
- ノーログポリシー有り
- 長期利用時のコストパフォーマンスが超優秀
- 多様なデバイス対応
- アプリの使い勝手が良い
- 91ヵ国9,500カ所以上の広範なサーバーネットワーク
- 独自サーバーで中国での利用可能(2026年4月時点)
| サービス名 | CyberGhost |
| 料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥1,790/月 6ヵ月プラン ¥1,000/月 2年プラン ¥320/月 |
| 通信速度※ | |
| 対応デバイス | |
| サーバー設置国 | 91カ国 >>詳細 |
| 暗号化方式 | AES-256-GCM |
| ノーログポリシー | |
| 日本語対応※ | |
| カスタマーサポート | |
| 運営元 | ルーマニア |
| 保証 | 45日間の返金保証 |
| 公式サイト |
※1. 通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。N=103。
※2. 計測環境については、計測アプリはによって測定値が大きく異なるため「SpeedSmart」を利用した計測値としています。
※3. なお、「SpeedSmart」を利用したVPNを使用しない状態での計測値(一般的な家庭用Wifi)は、7:00/12:00/17:00/24:00の4回計測の平均値で122.7Mbpsです。
| 日本⇒日本 | 韓国⇒日本 | |
| 109.4Mbps | 88.9Mbps | |
| 107.3Mbps | 85.1Mbps | |
| 103.5Mbps | 82.3Mbps | |
| 101.5Mbps | 81.4Mbps | |
| 99.3Mbps | 78.7Mbps | |
| 102.3Mbps | 74.4Mbps | |
| 89.3Mbps | 68.4Mbps | |
| 79.1Mbps | 65.4Mbps | |
| 65.1Mbps | 39.3Mbps | |
| 63.3Mbps | 32.4Mbps |
ネットワークと通信品質(Ping・Jitter・パケットロス)を図解で理解する
「速度が十分なのにラグい」原因は、通信の“量”ではなく“応答の安定性”にあることが多いです。ここではオンラインゲームに直結する3つの指標を、仕組みとセットで直感的に整理します。
通信品質の3要素(ゲームで最重要)
- Ping(遅延):操作が反映されるまでの往復時間。低いほど有利です。
- Jitter(揺れ):Pingのブレ幅。小さいほど動きが安定します。
- パケットロス(欠落):通信の落ち。0%が理想で、発生すると当たり判定や入力が抜けやすくなります。
イメージ:Pingは「到着までの時間」、Jitterは「到着時間のバラつき」、パケットロスは「そもそも届かない荷物」です。
【図】通常ルートとVPNルート(経路が変わる)
通常:あなたの端末 → ISP(混雑ノード)→(遠回り)→ ゲームサーバー VPN :あなたの端末 → VPNサーバー →(別ルート)→ ゲームサーバー
VPNは「経路を変える」ため、混雑回避で改善することもあれば、距離や混雑次第で悪化することもあります。
オンラインゲームをプレイするのにVPNを利用するとどのようなメリットがあるのか?
オンラインゲームをプレイするときにVPNを使うのは、主に以下のようなメリットがあるためです。
なぜVPNを使うのか?
- セキュリティとプライバシーを向上させることができる
- 回線経路の相性によっては、ラグ(遅延)が改善することがある
- DDoS被害の“入口”を減らせることがある
- 海外限定のゲームやコンテンツにアクセスできる場合がある
セキュリティとプライバシーを向上させることができる
VPNでは通信が暗号化され、端末とVPNサーバーの間の通信内容が第三者に覗き見されにくくなります。また、外部から見える公開IPアドレスはVPNサーバー側のIPに置き換わるため、端末のIPアドレスを直接さらしにくくなります。これにより、盗聴や情報漏洩といったリスクを抑えやすくなります。
補足:ゲーム用途では「匿名化」よりも、IPアドレスが外部に露出しにくくなること(個人特定の足がかりを減らすこと)が実メリットとして効きやすいです。
回線経路の相性によっては、ラグ(遅延)が改善することがある
ラグは、ゲームサーバーとの通信が往復する時間が遅くなることで発生します。通常のインターネット経路はISP(プロバイダー)任せで、混雑したノードを通って遠回りになることもあります。
VPNを使うと通信経路が変わるため、混雑しやすい経路を避ける「バイパス道路」のように機能し、Pingや安定性が改善することがあります。
ただし、VPNサーバーが遠い・混雑している・経路が悪い場合は逆に遅延が増えることもあります。オンラインゲーム用途では「近い地域のVPNサーバー」を選び、Pingや安定性を実測して相性を確認するのが確実です。
目安:VPNの効果が出やすいのは「ピークタイムにPingが跳ねる」「海外サーバーでパケロスが出る」「経路が遠回りになっている」などのケースです。
DDoS被害の“入口”を減らせることがある
DDoS攻撃とは、複数のコンピューターやデバイスから大量のトラフィックを送信し、サービスを利用しにくくする攻撃です。狙われる“入口”の一つがIPアドレスです。
VPNを利用すると外部から見えるIPアドレスがVPNサーバー側のものになるため、端末のIPアドレスを直接狙われにくくなる場合があります。
ただし、VPNを使えばDDoSを完全に防げるわけではありません。あくまで「IPアドレス露出リスクを下げる手段」として捉えるのが安全です。
海外限定のゲームやコンテンツにアクセスできる場合がある
海外で先行配信されているゲームや地域制限(ジオブロック)がかかったサービスは、日本からアクセスすると利用できないことがあります。VPNで接続先の国を切り替えることで、地域制限によりアクセスできないコンテンツが利用できる場合があります。
一方で、ゲームやサービスの利用規約により、地域切り替えが禁止されていることもあります。利用前に必ず規約・注意事項を確認し、アカウント停止などの不利益が起きないよう注意してください。

そのほかにも、海外サーバーでゲームを遊んだり、海外のプレイヤーとマッチングしたりといった用途もあります。
オンラインゲーム向けVPNサービスを選ぶときのポイント
オンラインゲーム向けVPNサービスを選ぶときのポイントは以下の5つです。
VPN選びのポイント
- VPNサービスの安全性
- VPNサービスの価格
- VPNサービスの通信品質(Ping・安定性)
- 対応地域
- 対応デバイスの確認
ひとつずつ見ていきましょう。
VPNサービスの安全性
VPNサービスを選ぶときのポイントで最も重要な点が安全性です。暗号・プロトコル・ログ方針などが不明瞭なサービスだと、VPNを使う意味が薄くなるため、しっかり確認しましょう。
- 暗号化と認証(AES/ChaCha20、GCM/Poly1305など)
- プロトコル(WireGuard/OpenVPN/IKEv2など)
- ノーログ方針・監査・透明性
- 運営元
暗号化と認証(AES-256-GCM / ChaCha20-Poly1305など)
VPNでよく見かける暗号としては、AES-256やChaCha20が代表的です。GCMやPoly1305は、通信の改ざん検知に関わる認証の仕組みとして利用されることが多いです。
特にWireGuard系はChaCha20-Poly1305(暗号+認証)の組み合わせが一般的です。
暗号・認証・プロトコルの違い
暗号(AES-256 / ChaCha20):データを読めなくする仕組み(堅牢さ・処理負荷に違いがあります)。
認証(GCM / Poly1305):データが改ざんされていないかを確認する仕組みです。
プロトコル(WireGuard / OpenVPN / IKEv2):通信の手順(実装・速度・安定性などに影響)です。
ノーログ方針・監査・透明性
ノーログ方針とは、利用者の活動ログを保持しないとする方針です。ただし、サービスによって“何をログに含めるか”の定義が異なることがあります。
可能であれば、第三者監査の有無、透明性レポートの公開、プライバシーポリシーの具体性などもあわせて確認すると、運用の実効性を判断しやすくなります。
チェック例:「監査を受けたことがあるか」だけでなく、監査の対象(ノーログ/システム設計/運用)や、結果の公開範囲まで確認できると安心です。
運営元(14アイズを含む考え方)
運営元の所在国・法域によって、データ取扱いの考え方や対応が変わる場合があります。
14アイズ(情報共有の枠組み)はプライバシーの観点で話題になることがありますが、“枠組みの有無=即危険”ではありません。ノーログ方針の具体性や監査、透明性などと合わせて総合的に判断することが重要です。
VPNサービスの価格
以下は主要なVPNサービスの価格の一覧です(価格は変動するため、必ず公式の最新情報も確認してください)。
| 1ヵ月プラン(月額) | 1年プラン(月額) | |
| ¥990 | ¥779 | |
| ¥1,097 | ¥938 | |
| ¥1,533 | ¥524 | |
| ¥1,100 | ¥1,100 | |
| ¥1,580 | ¥660 | |
| ¥1,890 | ¥810 | |
| ¥1,813 | ¥934 | |
| ¥1,790 | ¥1,000 | |
| ¥2,531 | ¥633 |
※1. $表記の価格については為替により円換算額が変動します。円表記は参考としてご覧ください。
※2. 表の並びは掲載当時の比較に基づく場合があります。
※3. 旧比較表に掲載していたAtlas VPNは2024年4月にサービス終了(NordVPNへ統合)しているため、比較対象から除外しています。
目安として、短期(1ヵ月)だと月額が高めになりやすく、長期プラン(1年以上)だと月額が大きく下がるサービスが多いです。返金保証を活用し、相性を確認してから長期プランに切り替えるのが安心です。
ゲーム用途のコツ:まずは近いサーバー+WireGuard系で試し、Pingと安定性が改善するか(または悪化しないか)を確認してから長期契約に進むと失敗しにくいです。
VPNサービスの通信品質(Ping・安定性)
オンラインゲームでは、通信速度(Mbps)よりもPing(遅延)、パケットロス(損失)、Jitter(揺れ)が体感と勝敗に直結します。VPNを利用する場合は特に、近い地域のサーバーを選べるか、ピークタイムに混雑しにくいか、高速プロトコルに対応しているかを重視してください。
参考として、用途別の一般的な目安は以下のとおりです(実際は利用環境で変わります)。
0.5Mbps:最低限必要なWeb閲覧レベル
5Mbps:HD画質動画
25Mbps:4K画質動画
オンラインゲーム:Ping・パケットロス・Jitterが重要(一般的な家庭回線ならMbpsは「足りていればOK」になりやすい)
補足:家庭内で配信・同時ダウンロード・複数台利用がある場合は、帯域(Mbps)にも余裕があると安定しやすくなります。
対応地域
海外限定のゲームをプレイしたい目的でVPNを契約しても、その目的の国にVPNサーバーがなければ実現できません。サーバー設置国数が多いほど選択肢は増えますが、ゲーム用途では「数」だけでなく「目的地域に近く、安定しているか」が重要です。
対応デバイスの確認
PCやスマホはアプリがあればボタンひとつでVPN接続できます。そのため、利用したいデバイスに対応したアプリがあるのかは必ず確認しましょう。
PS5やNintendo Switchなどは端末単体でVPNアプリを入れられないことがあるため、ルーター側でVPN接続を設定して使う場合があります。ゲーム機で使う可能性がある方は、ルーター対応や設定ガイドの有無、同時接続台数も確認してください。
オンラインゲーム向けVPNサービスを選ぶときの注意点
オンラインゲームVPNサービスを選ぶときに特に注意すべき点は、以下の2つです。
- 規制が厳しい国・地域だとVPN接続が不安定になる場合がある
- VPNサーバーの距離・混雑・経路次第で、Pingが悪化する場合がある
規制が厳しい国・地域だとVPN接続が不安定になる場合がある
国や地域によっては検閲や規制が強く、VPN接続が不安定になったり、急に接続できなくなったりすることがあります。状況が変わりやすい点にも注意が必要です。
特定の国への接続を重視する場合は、返金保証やトライアルを利用して、実際の利用環境で接続可否と安定性を確認するのが現実的です。混雑時はサーバーを切り替える運用が有効なケースもあります。
VPNサーバーの距離・混雑・経路次第で、Pingが悪化する場合がある
VPNは暗号化処理とVPNサーバー経由によって、通信に追加の処理と経路が発生します。そのため、サーバーが遠い・混雑している・経路が悪い場合は、Pingが増えたり、カクつきが出たりすることがあります。
まず近い地域のサーバーに接続し、Ping・安定性を実測して相性を確認してください。悪化する場合は、プロトコルの変更(WireGuard系 / OpenVPN / IKEv2など)や、別サーバーへの切り替えで改善することがあります。
改善の順番:①近い国/地域のサーバーに変更 → ②同じ国の別サーバーに変更 → ③プロトコル変更(WireGuard系⇄IKEv2/OpenVPN)→ ④時間帯を変えて再計測、の順で試すと原因を切り分けやすいです。
この記事で紹介したVPNサービス一覧
当記事でおすすめしているVPNサービスの一覧です。
| サービス名 | |||||
| 料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥1,813/月 6ヵ月プラン ¥1,398/月 1年プラン ¥934/月 | 1ヵ月プラン ¥1,890/月 1年プラン ¥810/月 2年プラン ¥610/月 | 1ヵ月プラン ¥2,531/月 1年プラン ¥633/月 2年プラン ¥472/月 | 7日プラン ¥580/7日 1ヵ月プラン ¥1,580/月 1年プラン ¥660/月 | 1ヵ月プラン ¥1,790/月 6ヵ月プラン ¥1,000/月 2年プラン ¥320/月 |
| 通信速度※ | |||||
| 主要デバイス | |||||
| サーバー設置国 | 94カ国 >>詳細 | 60カ国 >>詳細 | 100カ国 >>詳細 | 54カ国 >>詳細 | 91カ国 >>詳細 |
| 暗号化方式 | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM |
| ノーログポリシー | |||||
| 日本語対応※ | |||||
| カスタマーサポート | |||||
| 運営元 | ヴァージン諸島 | パナマ共和国 | ヴァージン諸島 | 日本 | ルーマニア |
| 保証 | 3週間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 45日間の返金保証 |
| 公式サイト |
まとめ
この記事では、オンラインゲームをプレイするときにおすすめのVPNサービスについて、選び方から注意点、おすすめVPNサービスまでを紹介してきました。
オンラインゲームはVPNがなくても十分に楽しめますが、VPNを使うことで、プライバシー保護やIPアドレス露出リスクの低減、海外サーバー接続など、目的に合えばより快適な環境を作れる可能性があります。
一方で、VPNは経路が変わるため、Pingや安定性が改善することもあれば悪化することもあります。返金保証やトライアルを活用し、実測して相性を見極めることが重要です。
Q&A
通信速度の目安を教えてください。
オンラインゲームでは、通信速度(Mbps)よりもPing(遅延)・パケットロス(損失)・Jitter(揺れ)が重要です。帯域は足りていれば十分なことが多い一方、家庭内で配信・同時ダウンロード・複数台利用がある場合は帯域にも余裕があると安定しやすくなります。
参考として、一般的な目安は以下のとおりです。
0.5Mbps:最低限必要なWeb閲覧レベル
5Mbps:HD画質動画
25Mbps:4K画質動画
オンラインゲーム:Ping・パケットロス・Jitterが重要(一般的な家庭回線ならMbpsは「足りていればOK」になりやすい)
14アイズとは?
14アイズは、国家間で情報共有を行う枠組みとして言及されることがある概念です。一般に、加盟国の法制度や状況により、当局から情報提供を求められる可能性がある点がプライバシーの観点で話題になります。
ただし、“枠組みの有無=即危険”ではありません。ノーログ方針の具体性や監査、透明性などと合わせて総合的に判断することが重要です。
| アメリカ | デンマーク |
| カナダ | オランダ |
| イギリス | フランス |
| オーストラリア | ベルギー |
| ニュージーランド | ドイツ |
| ノルウェー | スウェーデン |
| イタリア | スペイン |
VPNを利用するときのリスクやデメリットについて教えてください。
VPNを利用するときのリスクやデメリットには、VPNサービスプロバイダーの信頼性の問題、通信が遅くなる可能性、一部のサービスでアクセス制限がかかる可能性などがあります。
オンラインゲーム用途では、VPNサーバーの距離・混雑・経路次第でPingや安定性が悪化することがあるため、返金保証やトライアルを活用して相性を確認するのが安心です。また、地域切り替えが規約違反となる場合もあるため、利用前に規約を確認してください。
VPNを選ぶ際のポイントを教えてください。
VPNを選ぶときのポイントには、セキュリティ(暗号・プロトコル・ノーログ方針)、通信品質(Ping・安定性)、VPNサーバーの位置(目的地域)、各デバイスへの対応などがあげられます。オンラインゲーム用途では特に、近い地域のサーバーで実測して相性を確認することが重要です。
VPNのプロトコルについて教えてください。また、それぞれの違いは何ですか?
VPNプロトコルとは、通信の際にデータがどのように送られるのかを定めた規格のことです。主要なVPNプロトコルには以下のようなものがあります。
WireGuard:比較的新しく軽量で高速になりやすいプロトコル。
OpenVPN:広く普及したオープンソースのVPNプロトコル。
IKEv2:再接続が速く、モバイル環境で安定しやすい傾向があります。
L2TP / IPsec:対応機器が多い一方、速度や設定面で古さが出ることがあります。
PPTP:古い方式で、セキュリティ面の観点から推奨されない場面があります。
SSTP:主にWindows環境で利用されることがあります。
ゲーム用途では、近いサーバーに接続し、Pingと安定性を実測して選ぶのが確実です。
VPN接続を利用するときの設定方法について教えてください
VPNの設定方法は使用するVPNサービスによって様々ですが、一般的には以下のような手順で設定できます。
VPNクライアントソフトウェアのデバイスへのインストール ⇒ アカウント情報の入力 ⇒ 接続先VPNサーバーの選択
PS5やSwitchなどで利用したい場合は、ルーター側でVPN接続を設定する方法(ルーターVPN)が必要になることがあります。各社の設定ガイドが用意されているかも確認しておくと安心です。
VPN接続を利用してアクセス制限のある海外のWebサイト等にアクセスする方法を教えてください。
VPN接続を利用してアクセス制限のある海外のWebサイト等にアクセスするには、アクセスしたいサービスの運営国や利用可能地域に近いVPNサーバーを選択して接続することで、あたかもその地域からアクセスしているように見せられる場合があります。
ただし、サービスの利用規約により地域切り替えが禁止されていることもあります。利用前に必ず規約を確認してください。
VPNを使うと利用者(クライアントデバイス)のIPアドレスはどうなりますか?
VPNを有効にすると、通信が暗号化されてVPNサーバーを経由するようになります。そのため、インターネット上でのデバイスの公開IPアドレスは「VPNサーバーのIPアドレス」に置き換わります。
この仕組みにより、端末のIPアドレスが直接露出しにくくなり、プライバシー保護や一部のリスク低減につながる場合があります。
VPNを使うと通信速度に影響がありますか?
VPNを使用すると暗号化やVPNサーバー経由の処理により、通信が遅くなることがあります。オンラインゲーム用途では速度(Mbps)よりもPing・安定性が重要なので、近いサーバーを選ぶ、混雑時はサーバーを切り替える、プロトコルを変更するなどで相性を調整するのが有効です。
※当サイトでのVPNサービスのスコアリングの基準
当サイトでは、読者の皆様が比較しやすいよう、以下の基準に基づいて各要素をスコアリングして比較しています。
通信品質(速度・Ping)のスコアリングについて
通信品質は、単純なダウンロード速度(Mbps)だけでなく、Ping(遅延)や安定性も重要です。当サイトでは、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行い、海外からのアクセスと日本国内でのアクセスの平均値などを参考にして相対比較でスコア化しています。
具体的には、当サイトで紹介しているVPNサービス10社の相対比較で上位1位を10点、2位~3位を9点、4~5位を8点、6~7位を7点、8~9位を6点、10位を5点でスコアリングしています。
安全性のスコアリングについて
暗号化方式及びログの保持をもとにスコアリングしています。暗号化方式については、AES-256等の強力な暗号を採用しているVPNサービスについては高評価、暗号化方式が不明瞭なものついては評価を下げています。
ログの保持については、ノーログ方針を採用しているVPNサービスについては高評価、採用していなものは評価を下げています。また、運営国が日本のサービスについては+1点としています。
対応デバイスのスコアリングについて
対応デバイスについては、以下のようにデバイスごとに点数を割り振り、その合計値でスコアリングしています。
2点:Windows(PC)
2点:Mac OS(PC)
2点:iOS(iPhone・iPad)
2点:Android(アンドロイド・タブレット)
1点:Linux(PC)
1点:Android TV/Fire TV
価格のスコアリングについて
1ヵ月プランと1年プランの平均価格から算出しています。具体的には、当サイトで紹介しているVPNサービス10社の相対比較で価格が安い順に上位1位を10点、2位~3位を9点、4~5位を8点、6~7位を7点、8~9位を6点、10位を5点でスコアリングしています。
対応地域のスコアリングについて
日本へアクセスできる地域の多さを5点、日本からアクセスできる地域の多さを5点として、その合計値で算出しています。日本へアクセスできる地域のスコアの内訳については簡易的に以下の国からアクセス可能であることに対して点数を振り分けています。
1点:アメリカからアクセス可能
1点:中国からアクセス可能
1点:ロシアからアクセス可能
1点:イギリスからアクセス可能
1点:タイからアクセス可能
また、日本からアクセスできる地域の多さについては、サーバ設置国数が多い順に1位から5点、2位~3位を4.5点、4~5位を4点、6~7位を3.5点、8~9位を3点、10位を2.5点でスコアリングしています。
機能性のスコアリングについて
アプリの使いやすさ、トレントやキルスイッチの有無をもとにそれぞれ5点、3点、2点の合計点でスコアリングしています。また、アプリの使いやすさについては、Apple storeの評価を準用しており、評価がまだないサービスについては便宜上2.5点としています。

















