この記事を読むと分かること
- なぜ海外からインターネットを利用するのにVPNサービスが必要なのか?
- 海外旅行・海外出張向けVPNサービスを選ぶときのポイントは?
- 海外旅行・海外出張におすすめのVPNサービスは?
- 海外旅行・海外出張向けVPNサービスを選ぶときの注意点は?
この記事では、上記のような疑問に答える形で海外旅行や海外出張向けVPNの選び方のポイントから、おすすめのVPNサービス、導入時の注意点までを紹介しています。
以下は、海外旅行・海外出張向けVPNサービスを選ぶときのポイントを簡単にまとめた内容です。記事全体を読む時間がないという方はここを参考にしてください。
海外旅行・海外出張向けVPNサービス選びのポイント
- VPN接続時に強固な「AES-256-GCM」や「AES-256-SHA」といった暗号化方式が採用されているVPNサービスがおすすめ。
- ノーログポリシーを約束しているVPNサービスがおすすめ。
- VPNサービスの価格は、1ヶ月利用であれば1,500円/月、1年以上の利用であれば750円/月程度が平均的。
- ブラウザやSNS利用が目的であれば25Mbps以上、動画視聴(高画質)が目的であれば50Mbps以上通信速度がおすすめ。
- 国によっては規制が厳しいため、VPNサービスが対応している国をしっかり確認する必要がある。
- 利用者が使っているデバイスに対応したアプリが提供されているか要確認。
- 中国での利用の場合は規制が厳しく昨日まで使えたVPNが今日使えないというようなケースもあるため、メインとサブで複数契約しておくことがおすすめ。
- 無料のVPNの利用を検討している場合はしっかりとVPN接続の暗号化方式など安全性を確認しておくことが必要。
>>まずおすすめのVPNサービスをチェックしたいという方はこちらをクリックしてください。
この記事で紹介しているVPNサービス一覧
この記事で紹介している海外旅行・海外出張におすすめのVPNサービスの一覧です。
記事全体を読む時間がないという方は、上記の記事の要約と以下の表を参考にしてください。
サービス名 | |||||
料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥2,531/月 1年プラン ¥633/月 2年プラン ¥472/月 | 7日プラン ¥580/7日 1ヵ月プラン ¥1,580/月 1年プラン ¥660/月 | 1ヵ月プラン ¥1,813/月 6ヵ月プラン ¥1,398/月 1年プラン ¥934/月 | 1ヵ月プラン ¥1,890/月 1年プラン ¥810/月 2年プラン ¥610/月 | 1ヵ月プラン ¥1,790/月 6ヵ月プラン ¥1,000/月 2年プラン ¥320/月 |
通信速度※ | |||||
対応デバイス | |||||
サーバー設置国 | 100カ国 >>詳細 | 54カ国 >>詳細 | 94カ国 >>詳細 | 60カ国 >>詳細 | 91カ国 >>詳細 |
暗号化方式 | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM |
ノーログポリシー | |||||
日本語対応※ | |||||
カスタマーサポート | |||||
運営元 | ヴァージン諸島 | 日本 | ヴァージン諸島 | パナマ共和国 | ルーマニア |
保証 | 30日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 3週間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 45日間の返金保証 |
公式サイト |
海外からインターネットにアクセスするときになぜVPNが必要なのか?
海外でインターネットにアクセスするときにVPNを使うことが推奨されている理由として以下の3つのポイントがあげられます
なぜVPNを使うのか?
- 自国(日本)のインターネットにアクセスできる
- 通信時の安全性の確保
- 企業内ネットワークへの安全なアクセス
自国(日本)のインターネットにアクセスできる
通常、海外でインターネットを利用すると、海外のネットワークに接続されてしまいます。
ここで問題になるのは、海外のネットワークに接続されている状態だと、日本向けの動画(VOD)サービスやSNS、Webサービスなどを利用することができないケースがあるという点です。例えば、NetflixやAmazon Primeなどは日本版と海外版ではコンテンツの内容が異なるため、見たいコンテンツが全然ないということもよくあります。
このような問題を解決するためにVPNサービスが利用されます。VPN接続を利用すると、海外からインターネットを利用しても、海外のネットワークではなく日本のネットワークに接続することができます。
つまり、VPNを使うことによって海外のどこにいてもあたかも日本からインターネットに接続しているような状況をつくりだすことができます。
通信時の安全性の確保
一般的にインターネットなどを利用する時は、利用者はノートパソコンであろうがスマートフォンであろうがそのデバイスに紐づいているIPアドレス(インターネットの世界における住所のようなもの)を公開して通信を行っています。もちろん、基本的には暗号化して守られているため悪用されたりするようなことはありませんが、これが例えば公共のWi-Fiのようなセキュリティ保護がされていない通信を利用した場合はその限りではありません。セキュリティ保護がされていない環境で通信を行うと、IPアドレスが抜き取られてしまい悪用されてしまうといった事態になる可能性があります。
日本では公共のWi-Fiであっても比較的安全に利用できますが、海外などは特に顕著でFree Wi-Fiなどのスポットが多い分、上記のような犯罪に巻き込まれてしまうといったケースがよくあります。そのため、海外で安心してWi-Fiを利用するのであれば利用者はIPアドレスを隠して通信を行うことがベストです。そして、VPN接続を使えば利用者はIPアドレスを隠して通信を行うことができます。このような理由で海外出張や海外旅行の際にはVPNサービスを利用することが推奨されています。
企業内ネットワークへの安全なアクセス
特に、海外出張などで海外から企業内のネットワークにアクセスしたい場合などは、VPN接続は必須です。VPN接続を利用することで、どこからでも安全に企業内のネットワークにアクセスすることが可能です。
海外旅行・海外出張向けVPNサービスを選ぶときのポイント
海外旅行・海外出張向けVPNサービスを選ぶときのポイントは以下の5つです。
VPN選びのポイント
- VPNサービスの安全性
- VPNサービスの価格
- VPNサービスの通信速度
- 対応地域
- アプリの使い勝手
ひとつずつみていきましょう。
VPNサービスの安全性
VPNサービスを選ぶときのポイントで最も重要な点が安全性です。この部分に不安があるサービスだとVPNを使う意味がないのでこの点はしっかりと確認するようにしましょう。
VPNサービスの安全性を確かめる上で、具体的には以下のポイントを確認するようにしましょう。
- 暗号化方法
- ノーログポリシーの有無
- 運営元
暗号化方法
通信の安全性を確保するために必ず確認する必要があるのがVPN通信の暗号化方式です。
具体的には、「AES-256-GCM」や「AES-256-GCM」と呼ばれる暗号化方式が良く用いられており、どちらも非常に強力な暗号化方式です。VPNサービスを選ぶ際は実際にどのような暗号化方式が採用されているのかしっかりと確認するようにしましょう。
AES-256-SHAとは?
AESとは、高度暗号化標準(Advanced Encryption Standard)の略で、アメリカ政府が政府内ネットワークの暗号化の標準規格として策定した暗号化規格のことです。AES-256は、256ビットの鍵長を持つAESの中でも最も強力な規格であり、非常に安全性が高い暗号化規格とされています。
GCMとは、ガロア カウンター モード(Galois/Counter Mode)の略で、暗号化と認証を組み合わせた認証つき暗号モード (AEAD) のひとつで、通信に対して認証機能を提供することができます。
SHAとは、Secure Hash Algorithmの略で、ハッシュ関数のひとつです。ハッシュ関数とは暗号化で利用される数学的アルゴリズムのことです。
AES-256-GCM・AES-256-SHAは、VPNでよく採用されている暗号化方式で、他にも金融機関のオンライン取引や政府間の通信、個人情報データベースの保護など、高いセキュリティが求めれる様々な場面で採用されています。
ノーログポリシーの有無
ログとは、利用者のオンライン上での履歴のことで、ノーログポリシーとは利用者のオンライン上での履歴を残さないということです。これにより、利用者の閲覧履歴やIPアドレス、個人情報などが第三者に流出するといったリスクを抑えることができます。
このノーログポリシーを企業として約束しているかどうかという点は確認するようにしましょう。
運営元
また、運営元も重要です。VPNサービスプロバイダが日本の企業なのか、アメリカの企業なのか、それともヨーロッパの企業なのかといったプロバイダの所属する国の違いによって、どのような法律に則って運営しているのかが大きく変わります。もちろん、日本企業が運営しているというだけで安心感はありますが、重要なポイントはそれだけではありません。
VPN関連でよく話題になるのは、運営元が「14アイズ」と呼ばれる協定の加盟国であるかどうかという点です。14アイズとは、国家同士の情報共有協定のことで、加盟国に属する企業は政府からの要請があれば情報開示を行う義務があります。
ノーログポリシーをVPNプロバイダが約束しているのであれば14アイズ加盟国でも問題ありませんが、できれば14アイズ加盟国ではない企業のVPNを利用したいというような方が多いのも事実です。
VPNサービスの価格
以下は主要なVPNサービスの価格の一覧です。
1ヵ月プラン(月額) | 1年プラン(月額) | |
¥990 | ¥779 | |
¥1,097 | ¥938 | |
¥1,533 | ¥524 | |
¥1,573 | ¥535 | |
¥1,100 | ¥1,100 | |
¥1,580 | ¥660 | |
¥1,890 | ¥810 | |
¥1,813 | ¥934 | |
¥1,790 | ¥1,000 | |
¥2,531 | ¥633 |
※1. $表記の価格については1$=140円で算出しています。
※2. 表の並びについては1カ月プランと1年プランの価格の平均が安い順に上から並んでいます。
表を見ていただくと、標準的な料金が安いVPNサービス、長期利用だとかなりお得に利用できるプランがあるVPNサービスなど各社料金設定に特徴があります。また、上記に掲載している以外にも7日間程度の超短期利用専用のプランなどがあるVPNサービスもあります。
目安としては、1ヶ月利用であれば1,500円/月、1年以上の利用であれば750円/月程度が平均的です。
VPNサービスの通信速度
海外からVPNサービスを利用する際の目的として、SNSを更新したいや動画配信サービスを閲覧したいということが目的の方は多いと思います。SNS更新やインターネットブラウズ程度あればそこまで高速な通信速度いりませんが、動画などを視聴したいという場合はある程度の通信速度が必要です。
当サイトでは、具体的に以下のような通信速度を推奨しています。
0.5Mbps(10Mbps):最低限必要なブロードバンド回線速度
1.5Mbps(25Mbps): 推奨ブロードバンド速度(快適にインターネットが利用できる値)
5Mbps (30Mbps) : HD画質動画
25Mbps(50Mbps) : – 4K画質動画
各社の通信速度についてはおすすめVPNサービスの部分で各VPNサービスごとに紹介しているのでそちらを参考にしてください。
対応地域
VPNサービスを選ぶ時はどの地域に対応しているかという点も必ず確認する必要があります。実際に海外に行ってVPN接続を行ったけど通信ができないということもよくあります。
特に、中国のような規制が強い国からの接続は不安定なVPNサービスが多いので注意するようにしましょう。
アプリの使い勝手
VPNサービスを契約して実際に利用するには、スマートフォンの設定画面やパソコンのコントロールパネルから接続を切り替えることができますが、アプリがあればボタンひとつで接続をすることができます。そのため、利用したいデバイスに対応したアプリがあるのかしっかり確認するようにしましょう。
また、アプリの機能として、接続だけでなくキルスイッチのような機能があるかどうかも確認するべきです。キルスイッチとは、VPN接続が遮断されてしまった場合に、強制的にインターネット接続をブロックまたは終了させる機能です。気づかずにVPN接続が切断されてしまっている場合などに、そのまま通信を継続してしまうことを防ぐことができるのでできれば備えておきたい機能のひとつです。
海外旅行・海外出張向けVPNサービスを選ぶときの注意点
海外旅行・海外出張向けVPNサービスを選ぶときに特に注意するべき点は、以下の2つです。
- 中国からのVPN接続は安定しないことが多い
- 暗号化方式が不明な無料VPNや安価なVPNを利用して安全性や匿名性が確保されないケースがある
ひとつづみていきましょう。
中国からのVPN接続は安定しないことが多い
この問題についてはVPNサービス全体にいえるどうしようもないことで、各VPNサービスプロバイダは中国の検閲と追いかけっこしているような状況となっているのが現状です。
あのVPNサービスは使えてこのVPNサービスは使えるというような議論になりがちですが、実際は昨日まで当たり前に使えていたVPNサービスが急に使えなくなるということも良くあります。
そのため、最もおすすめなのは評価の高いVPNサービスを複数契約したうえで、メインで使うところと保険としてサブで使うところを使い分けるというような方法がおすすめです。
暗号化方式が不明な無料VPNや安価なVPNを利用して安全性や匿名性が確保されないケースがある
VPN接続を利用するときの最大のメリットというのは、利用者のIPアドレスを隠して匿名性を確保したうえで安全な通信環境を実現できるという点です。そして、その安全性を担保しているのが暗号化技術です。この部分が不明瞭である場合は、注意が必要です。VPNプロバイダに逆にログ情報などを搾取されてしまうなどの危険性もあります。そのため、どのような暗号化技術が使われているかはしっかり確認するようにしましょう。
海外旅行・海外出張におすすめのVPNサービス 5選
Surfshark
サポート体制が充実!VPN初心者におすすめ!
Surfsharkは、イギリス領のヴァージン諸島発のVPNで、高速な通信と大規模なサーバーネットワークが特徴のVPSサービスです。また、メール、チャット、お問い合わせフォームなどカスタマーサポートが充実している点も特徴で初めてVPNを使うというVPN初心者の方にもおすすめできるサービスとなっています。ただし、その分他のVPNサービスと比較して短期利用の料金が高めに設定されています。1年以上の利用であれば1ヶ月利用時の4分の1程度の割安価格で利用できるので、申し込みをする時はプランの選択に注意しましょう。
おすすめのポイント
- 高速なVPN通信速度
- 安全で強固な暗号化方式「AES-256-GCM」を採用
- ノーログポリシー有り
- 長期利用時のコストパフォーマンスが優秀
- 多様なデバイス対応
- アプリの使い勝手が良い
- 100ヵ国3,200カ所以上の広範なサーバーネットワーク
- 中国での利用可能(2024年12月時点)
- 日本語対応有
サービス名 | Surfshark |
料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥2,531/月 1年プラン ¥633/月 2年プラン ¥472/月 |
通信速度※ | |
対応デバイス | |
サーバー設置国 | 100カ国 >>詳細 |
暗号化方式 | AES-256-GCM |
ノーログポリシー | |
日本語対応※ | |
カスタマーサポート | |
運営元 | ヴァージン諸島 |
保証 | 30日間の返金保証 |
公式サイト |
※1. 通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。N=103。
※2. 計測環境については、計測アプリはによって測定値が大きく異なるため「SpeedSmart」を利用した計測値としています。
※3. なお、「SpeedSmart」を利用したVPNを使用しない状態での計測値(一般的な家庭用Wifi)は、7:00/12:00/17:00/24:00の4回計測の平均値で122.7Mbpsです。
日本⇒日本 | 韓国⇒日本 | |
109.4Mbps | 88.9Mbps | |
107.3Mbps | 85.1Mbps | |
103.5Mbps | 82.3Mbps | |
101.5Mbps | 81.4Mbps | |
99.3Mbps | 78.7Mbps | |
102.3Mbps | 74.4Mbps | |
89.3Mbps | 68.4Mbps | |
79.1Mbps | 65.4Mbps | |
65.1Mbps | 39.3Mbps | |
63.3Mbps | 32.4Mbps |
MillenVPN
日本トップクラスのVPNサービス
MillenVPNは、日本のアズポケット株式会社が運営しているVPNサービスで、サーバー設置国の多さでは日本でトップクラスの規模のVPNサービスです。また、コストパフォーマンスが高く、1週間の短期利用プランなどがあるのも特徴です。海外のVPSサービスを使うのが不安だという方には特におすすめです。
おすすめのポイント
- 安全で強固な暗号化方式「AES-256-GCM」を採用
- ノーログポリシー有り
- コストパフォーマンスが優秀
- 1週間の短期プラン有
- 多様なデバイス対応
- アプリの使い勝手が良い
- 54ヵ国1,300カ所以上の広範なサーバーネットワーク
- 独自の接続方式で中国での利用可能(2024年12月時点)
- 日本企業で日本語対応がばっちり
サービス名 | Millen VPN |
料金(税込)※ | 7日プラン ¥580/7日 1ヵ月プラン ¥1,580/月 1年プラン ¥660/月 |
通信速度※ | |
対応デバイス | |
サーバー設置国 | 54カ国 >>詳細 |
暗号化方式 | AES-256-GCM |
ノーログポリシー | |
日本語対応※ | |
カスタマーサポート | |
運営元 | 日本 |
保証 | 30日間の返金保証 |
公式サイト |
※1. 通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。N=103。
※2. 計測環境については、計測アプリはによって測定値が大きく異なるため「SpeedSmart」を利用した計測値としています。
※3. なお、「SpeedSmart」を利用したVPNを使用しない状態での計測値(一般的な家庭用Wifi)は、7:00/12:00/17:00/24:00の4回計測の平均値で122.7Mbpsです。
日本⇒日本 | 韓国⇒日本 | |
109.4Mbps | 88.9Mbps | |
107.3Mbps | 85.1Mbps | |
103.5Mbps | 82.3Mbps | |
101.5Mbps | 81.4Mbps | |
99.3Mbps | 78.7Mbps | |
102.3Mbps | 74.4Mbps | |
89.3Mbps | 68.4Mbps | |
79.1Mbps | 65.4Mbps | |
65.1Mbps | 39.3Mbps | |
63.3Mbps | 32.4Mbps |
ExpressVPN
トップクラスの通信速度をもつVPNサービス
ExpressVPNは、イギリス領であるヴァージン諸島(British Virgin Islands)に本社を置くVPSサービスプロバイダで、世界でもトップクラスのVPN通信速度と世界94ヵ国以上に広がる巨大なサーバーネットワークが大きな特徴です。また、ネットワーク規制の強い中国などの国からのアクセスも可能で利用者の多い人気のVPNサービスです。
おすすめのポイント
- トップクラスの通信速度
- 安全で強固な暗号化方式「AES-256-GCM」を採用
- ノーログポリシー有り
- 1年以上の長期利用時のコストパフォーマンスが優秀
- 多様なデバイス対応
- アプリの使い勝手が良い
- 94ヵ国3,000カ所以上の広範なサーバーネットワーク
- 中国での利用可能(2024年12月時点)
- 日本語対応有
サービス名 | ExpressVPN |
料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥1,813/月 6ヵ月プラン ¥1,398/月 1年プラン ¥934/月 |
通信速度※ | |
対応デバイス | |
サーバー設置国 | 94カ国 >>詳細 |
暗号化方式 | AES-256-GCM |
ノーログポリシー | |
日本語対応※ | |
カスタマーサポート | |
運営元 | ヴァージン諸島 |
保証 | 3週間の返金保証 |
公式サイト |
※1. 通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。N=103。
※2. 計測環境については、計測アプリはによって測定値が大きく異なるため「SpeedSmart」を利用した計測値としています。
※3. なお、「SpeedSmart」を利用したVPNを使用しない状態での計測値(一般的な家庭用Wifi)は、7:00/12:00/17:00/24:00の4回計測の平均値で122.7Mbpsです。
日本⇒日本 | 韓国⇒日本 | |
109.4Mbps | 88.9Mbps | |
107.3Mbps | 85.1Mbps | |
103.5Mbps | 82.3Mbps | |
101.5Mbps | 81.4Mbps | |
99.3Mbps | 78.7Mbps | |
102.3Mbps | 74.4Mbps | |
89.3Mbps | 68.4Mbps | |
79.1Mbps | 65.4Mbps | |
65.1Mbps | 39.3Mbps | |
63.3Mbps | 32.4Mbps |
NordVPN
高速通信と高い安全性で人気のVPNサービス
NordVPNは、パナマ共和国発のVPNで、通信速度の速さやネットワーク規模の大きさ、アプリの使い勝手の良さ等の理由で世界で人気のあるVPNサービスのひとつです。また、短期利用時のコストは少し高めの料金設定ですが、1年利用や2年利用のプランであれば1か月利用時の料金と比べて半額以下で使えるので、1年以上の長期利用を考えているのであればコストパフォーマンスも優秀です。
おすすめのポイント
- 高速なVPNの通信速度
- 安全で強固な暗号化方式「AES-256-GCM」を採用
- ノーログポリシー有り
- 長期利用時のコストパフォーマンスが優秀
- 多様なデバイス対応
- アプリの使い勝手が良い
- 60ヵ国5,730カ所以上の広範なサーバーネットワーク
サービス名 | Nord VPN |
料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥1,890/月 1年プラン ¥810/月 2年プラン ¥610/月 |
通信速度※ | |
対応デバイス | |
サーバー設置国 | 60カ国 >>詳細 |
暗号化方式 | AES-256-GCM |
ノーログポリシー | |
日本語対応※ | |
カスタマーサポート | |
運営元 | パナマ共和国 |
保証 | 30日間の返金保証 |
公式サイト |
※1. 通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。N=103。
※2. 計測環境については、計測アプリはによって測定値が大きく異なるため「SpeedSmart」を利用した計測値としています。
※3. なお、「SpeedSmart」を利用したVPNを使用しない状態での計測値(一般的な家庭用Wifi)は、7:00/12:00/17:00/24:00の4回計測の平均値で122.7Mbpsです。
日本⇒日本 | 韓国⇒日本 | |
109.4Mbps | 88.9Mbps | |
107.3Mbps | 85.1Mbps | |
103.5Mbps | 82.3Mbps | |
101.5Mbps | 81.4Mbps | |
99.3Mbps | 78.7Mbps | |
102.3Mbps | 74.4Mbps | |
89.3Mbps | 68.4Mbps | |
79.1Mbps | 65.4Mbps | |
65.1Mbps | 39.3Mbps | |
63.3Mbps | 32.4Mbps |
CyberGhost
大規模なネットワークが特徴のVPNサービス
CyberGhostは、ルーマニアに本拠地を置くVPNサービスプロバイダで、91ヵ国以上に及ぶ大規模サーバーネットワークとWindowsからMac、Android、iPhoneまで様々なデバイス対応が特徴のVPNサービスです。また、長期利用であれば1ヵ月あたり320円と非常に割安で利用できる点も人気の理由です。
おすすめのポイント
- 安全で強固な暗号化方式「AES-256-GCM」を採用
- ノーログポリシー有り
- 長期利用時のコストパフォーマンスが超優秀
- 多様なデバイス対応
- アプリの使い勝手が良い
- 91ヵ国9,500カ所以上の広範なサーバーネットワーク
- 独自サーバーで中国での利用可能(2024年12月時点)
サービス名 | CyberGhost |
料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥1,790/月 6ヵ月プラン ¥1,000/月 2年プラン ¥320/月 |
通信速度※ | |
対応デバイス | |
サーバー設置国 | 91カ国 >>詳細 |
暗号化方式 | AES-256-GCM |
ノーログポリシー | |
日本語対応※ | |
カスタマーサポート | |
運営元 | ルーマニア |
保証 | 45日間の返金保証 |
公式サイト |
※1. 通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。N=103。
※2. 計測環境については、計測アプリはによって測定値が大きく異なるため「SpeedSmart」を利用した計測値としています。
※3. なお、「SpeedSmart」を利用したVPNを使用しない状態での計測値(一般的な家庭用Wifi)は、7:00/12:00/17:00/24:00の4回計測の平均値で122.7Mbpsです。
日本⇒日本 | 韓国⇒日本 | |
109.4Mbps | 88.9Mbps | |
107.3Mbps | 85.1Mbps | |
103.5Mbps | 82.3Mbps | |
101.5Mbps | 81.4Mbps | |
99.3Mbps | 78.7Mbps | |
102.3Mbps | 74.4Mbps | |
89.3Mbps | 68.4Mbps | |
79.1Mbps | 65.4Mbps | |
65.1Mbps | 39.3Mbps | |
63.3Mbps | 32.4Mbps |
この記事で紹介したVPNサービス一覧
サービス名 | |||||
料金(税込)※ | 1ヵ月プラン ¥2,531/月 1年プラン ¥633/月 2年プラン ¥472/月 | 7日プラン ¥580/7日 1ヵ月プラン ¥1,580/月 1年プラン ¥660/月 | 1ヵ月プラン ¥1,813/月 6ヵ月プラン ¥1,398/月 1年プラン ¥934/月 | 1ヵ月プラン ¥1,890/月 1年プラン ¥810/月 2年プラン ¥610/月 | 1ヵ月プラン ¥1,790/月 6ヵ月プラン ¥1,000/月 2年プラン ¥320/月 |
通信速度※ | |||||
対応デバイス | |||||
サーバー設置国 | 100カ国 >>詳細 | 54カ国 >>詳細 | 94カ国 >>詳細 | 60カ国 >>詳細 | 91カ国 >>詳細 |
暗号化方式 | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256-GCM |
ノーログポリシー | |||||
日本語対応※ | |||||
カスタマーサポート | |||||
運営元 | ヴァージン諸島 | 日本 | ヴァージン諸島 | パナマ共和国 | ルーマニア |
保証 | 30日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 3週間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 45日間の返金保証 |
公式サイト |
まとめ
この記事では、海外旅行や海外出張といった海外でインターネットを利用する時におすすめのVPNサービスについて、選び方から注意点、おすすめVPNサービスまでを紹介してきました。
VPNサービスを海外で使うときの注意点は、中国のようなインターネット規制が厳しい国でVPN接続をする場合は、昨日まで普通に利用できていたVPNが今日になると急につながらなくなる可能性があるということです。なので、インターネット環境が常に必要であるという方は、メインとサブでVPNを複数契約しておくというような方法が一般的で、当サイトでもおすすめしています。
Q&A
通信速度の目安を教えてください。
以下は、各用途に応じた通信速度の目安です。実際は、計測環境や計測に用いるアプリによって数字が大きく変わることがあるので参考程度に確認してください。また()内は、計測アプリに使う場合の当サイトの推奨値です。
0.5Mbps(10Mbps):最低限必要なブロードバンド回線速度
1.5Mbps(25Mbps): 推奨ブロードバンド速度(快適にインターネットが利用できる値)
5Mbps (30Mbps) : HD画質動画
25Mbps(50Mbps) : 4K画質動画
14アイズとは?
14アイズとは、国際的なテロリズムや犯罪の取り締まりを目的とした国家同士の情報共有協定のことです。一方で、14アイズ加盟国に属する企業は政府から要請があればオンラインのトラフィックなどのログ情報を提出する義務があります。そのため、プライバシーや個人の権利の保護の面からみて問題にされることも多々あります。
具体的には以下の国が加盟しています。
アメリカ | デンマーク |
カナダ | オランダ |
イギリス | フランス |
オーストラリア | ベルギー |
ニュージーランド | ドイツ |
ノルウェー | スウェーデン |
イタリア | スペイン |
VPNを利用するときのリスクやデメリットについて教えてください。
VPNを利用するときのリスクやデメリットには、VPNサービスプロバイダーの信頼性の問題、通信速度の低下、一部のウェブサイトでのアクセス制限などがあります。
VPNを選ぶ際のポイントを教えてください。
VPNを選ぶときのポイントには、セキュリティプロトコルの種類、通信速度、VPNサーバーの位置、各デバイスへの対応などがあげられます。
VPNのプロトコルについて教えてください。また、それぞれの違いは何ですか?
VPNプロトコルとは、通信の際にデータがどのように送られるのかを定めた規格のことで、主要なVPNプロトコルには以下のようなものがあります。
OpenVPN:多くのVPNサービスプロバイダが採用している、柔軟で高セキュリティなオープンソースのVPNプロトコル。
L2TP / IPsec:スマートフォンなどのモバイルデバイスでよく利用されるVPNプロトコル。OpenVPNよりもセキュリティレベルは低い。
IKEv2:高速な接続・再接続が可能で、高セキュリティと接続の安定性が特徴のVPNプロトコル。移動中の利用に強く、モバイルデバイス、ノートパソコンで利用されることが多い。
WireGuard:最新のオープンソースのVPNプロトコル。セキュリティレベルが高く、接続も高速に行えるが、まだ新しいため対応していないプラットフォームもある。
PPTP:古い世代のVPNプロトコルで古い世代のプラットフォームにも対応している。セキュリティレベルについては他のプロトコル程高くない。
SSTP:マイクロソフトによって開発された主にWindows OS向けのVPNプロトコル。SSL/TLSに基づいているため高セキュリティが特徴です。
VPN接続を利用するときの設定方法について教えてください
VPNの設定方法は使用するVPNサービスによって様々ですが、一般的にはいかのような手順で設定ができます。
VPNクライアントソフトウェアのデバイスへのインストール⇒アカウント情報の入力⇒接続先VPNサーバーの選択
VPN接続を利用してアクセス制限のある海外のWebサイト等にアクセスする方法を教えてください。
VPN接続を利用して、アクセス制限のある海外のWebサイト等にアクセスするには、利用者がアクセスしたいWebサイトを運営している国に位置するVPNサーバーを選択して接続することで、あたかもその地域からアクセスしているように振る舞うことができます。
VPNを使うと利用者(クライアントデバイス)のIPアドレスはどうなりますか?
VPNを使うと、利用者(クライアントデバイス)のIPアドレスは変わります。VPNを有効にすると、通信が暗号化されてVPNサーバーを経由するようになります。そのため、インターネット上でのデバイスの公開IPアドレスは、「VPNサーバーのIPアドレス」に置き換わります。
上記のような仕組みにより、VPNを利用すると利用者(クライアントデバイス)のIPアドレスが隠され、VPNサーバーのIPアドレスが公開されるためプライバシーの強化とセキュリティの向上につながります。
VPNを使うと通信速度に影響がありますか?
VPNを使用すると暗号化やリダイレクトなどの処理により、通信速度が一時的に低下することがあります。
※当サイトでのVPNサービスのスコアリングの基準
当サイトでは、以下のような基準に基づいて各要素をスコアリングして比較しています。
通信速度のスコアリングにつて
通信速度の計測については、海外在住者にCrowdWorksを利用したアンケート調査を行っています。海外からのアクセスと日本国内でのアクセスの平均値で算出しています。具体的には、当サイトで紹介しているVPNサーバー10社の相対比較で上位1位を10点、2位~3位を9点、4~5位8点、6~7位を7点、8~9位を6点、10位を5点でスコアリングしています。
安全性のスコアリングについて
暗号化方式及びログの保持をもとにスコアリングしています。暗号化方式については、AES-256を採用しているVPNサービスについては4点、暗号化方式が不明瞭なものついては2点としています。ログの保持については、ノーログポリシーを採用しているVPNサービスについては4点、採用していなものは2点としています。また、運営国が日本のサービスについては+1点としています。
対応デバイスのスコアリングについて
対応デバイスについては、以下のようにデバイスごとに点数を割り振り、その合計値でスコアリングしています。
2点:Windows(PC)
2点:Mac OS(PC)
2点:iOS(iPhone・iPad)
2点:Android(アンドロイド・タブレット)
1点:Linux(PC)
1点:Android TV/Fire TV)
価格のスコアリングについて
1ヵ月プランと1年プランの平均価格から算出しています。具体的には、当サイトで紹介しているVPNサーバー10社の相対比較で価格が安い順に上位1位を10点、2位~3位を9点、4~5位8点、6~7位を7点、8~9位を6点、10位を5点でスコアリングしています。
対応地域のスコアリングについて
日本へアクセスできる地域の多さを5点、日本からアクセスできる地域の多さを5点として、その合計値で算出しています。日本へアクセスできる地域のスコアの内訳については簡易的に以下の国からアクセス可能であることに対して点数を振り分けています。
1点:アメリカからアクセス可能
1点:中国からアクセス可能
1点:ロシアからアクセス可能
1点:イギリスからアクセス可能
1点:タイからアクセス可能
また、日本からアクセスできる地域の多さについては、サーバ設置国数が多い順に1位から5点、2位~3位を4.5点、4~5位を4点、6~7位を3.5点、8~9位を3点、10位を2.5点でスコアリングしてます。
機能性のスコアリングについて
アプリの使いやすさ、トレントやキルスイッチの有無をもとにそれぞれ5点、3点、2点の合計点でスコアリングしています。また、アプリの使いやすさについては、Apple storeの評価を準用しており、評価がまだないサービスについては便宜上2.5点としています。