この記事を読むと分かること
- DELL Latitude 9330のスペック・価格・評判
- DELL Latitude 9330は、他のノートパソコンと比較してどのような優位性・弱点があるのか?
- DELL Latitude 9330はどんな人におすすめのノートパソコンなのか?
DELL Latitude 9330は、DELLが販売している2in1モバイルノートパソコンです。
以下では、DELL Latitude 9330の詳細なレビューを紹介しているので、購入を考えている方はぜひ検討材料にしてください。
DELL Latitude 9330ってどんなパソコン?(スペック・価格)
DELL Latitude 9330は、CPUにCore i7-1260U、グラフィックボードにCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsを備えた2in1モバイルノートパソコンです。薄型・軽量で持ち運びが楽々でき、またタブレット使いもできる便利なモデルです。普段パソコンを持って移動することが多いという方には特におすすめのモデルです。
スペック例 | |
商品名 | dell Latitude 9330 |
参考価格(税込み) | ¥420,080 |
OS | Windows 11 Pro 64bit |
CPU | Core i7-1260U |
バッテリー駆動時間 | - |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリー | 16GB (オンボード) |
システムストレージ | 512GB (NVMe) |
ディスプレイ | 13.3型 液晶パネル (タッチ) |
WEBカメラ | 200万画素 |
質量 | 約1.27kg |
通信モジュール | 5G対応カスタム可 |
DELL Latitude 9330 性能の確認と比較
CPU性能の確認
以下の表は、DELL Latitude 9330に搭載されている「Core i7-1260U」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているCPUとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
2023最新 | CPU性能(ベンチマーク) | おすすめの用途 |
Core i9-13980HX | 48,794 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-13900HX | 45,659 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i9-12900H | 28,784 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-13700HX | 34,306 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-13700H | 29,487 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12800H | 24,597 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-12700H | 26,796 | 3D4K2CVDDSOF |
Core i7-1360P | 19,746 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1260P | 17,085(当モデル) | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1260U | 13,019 | 4K2CVDDSOF |
Core i7-1165G7 | 10,460 | VDDSOF |
Core i5-12600H | 22,704 | VRCa動デOf |
Core i5-1240P | 17,401 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-1345U | 16,073 | 4K2CVDDSOF |
Core i5-1235U | 13,635 | 2CVDDSOF |
Core i3-1215U | 11,664 | VDDSOF |
Celeron N4100 | 2,435 | Of |
DELL Latitude 9330に搭載されている「Core i7-1260U」はインテルのノートパソコン向け大12世代CPUで、省電力に優れたモデルです。また、省電力に優れているだけでなくベンチマーク値は約17,000と十分な性能があります。
また、第12世代以降のCPUでは大きなモデルチェンジがあり、第11世代以前と比べてコア構成が大きく変わっています。第11世代以前までは、同性能のコアを複数のせることでCPU設計を行っていましたが、第12世代以降では省電力で効率性を重視した「Eコア」とパフォーマンスを重視した「Pコア」を適切に配分することで、より省電力化に優れたCPU設計を行っている点も大きな特徴です。
グラフィックボード性能の確認
以下の表は、DELL Latitude 9330に搭載されている「Intel Iris Xe Graphics」と他の人気・売れ筋モデルに搭載されているグラフィックボードとの性能比較です。
※1. ベンチマーク値は単純に数値が高ければ高いほど高性能であることを表しています。
※2. 型番をクリックすると各CPUの詳細スペックを確認できます。
※3. 用途アイコンにマウスを合わせる、または、タッチすると用途アイコンの説明を確認できます。
グラフィックス性能 | おすすめの用途 | |
GeForce RTX4090 | 30,032 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4080 | 26,885 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX4060 | 18,653 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX 3500 Ada | 19,382 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX 2000 Ada | 15,129 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080Ti | 20,421 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3080 | 16,681 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070Ti | 18,413 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3070 | 15,473 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3060 | 13,183 | 3D4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3050Ti | 9,983 | 4K2CVDDSOF |
GeForce RTX3050 | 9,251 | 4K2CVDDSOF |
GeForce GTX1650 | 6,969 | 2CVDDSOF |
GeForce GTX1060 | 8,161 | 4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX A3000 | 12,704 | 3D4K2CVDDSOF |
NVIDIA RTX A2000 | 10,156 | 4K2CVDDSOF |
Intel Iris Xe Graphics | 2,709(当モデル) | VDDSOF |
Intel UHD Graphics | 1,495 | OF |
「Intel Iris Xe Graphics」は、インテルのCPU内蔵のグラフィックボードです。NVIDIAやAMDといった増設グラフィックボードではないので性能は劣りますが、それでもAdobe Illustratorやphotoshopを利用した簡単なデザインや簡単な動画編集程度なら十分に行えるくらいのスペックは持っています。
ただし、PremireProなどを利用した高画質動画の編集などは出来なくはないですが、どうしても読み込時間や書き出し時間といったところで時間を取られてしまうという印象です。
用途別推奨ベンチマークスコア
- 12,000~ VR・CG制作、3D動画編集、機械学習(AI)、マイニング等
- 10,000~ 4K動画編集、エンコード等
- 5,000~ 2DCAD(AutoCAD、JWCAD)等
- 2,000~ 動画編集、エンコード(Adobe PremirePro)、デザイン(Adobe Photoshop、Illustrator)等
- ~2,000 office(Excel、Word)等
メモリ・ストレージ性能の確認
DELL Latitude 9330では、標準構成でメインメモリ(RAM)に16GBのメモリ、ストレージには512GBのSSDを搭載しています。また、BTOカスタマイズでのメモリ増設などはできない仕様となっています。
以下は、DELL Latitude 9330に搭載されているメモリの規格です。転送速度に関しては、上位の規格で、動画の書き出し(エンコード)作業なども比較的にスムーズに行えます。
規格 | 転送速度(GB/s) |
DDR5-5600 | 44.8 |
DDR5-5200 | 41.6 |
DDR5-5000 | 40.0 |
DDR5-4800 | 38.4(当モデル) |
DDR5-4000 | 32.0 |
DDR4-4266 | 34.1 |
DDR4-3600 | 28.8 |
DDR4-3200 | 25.6 |
DDR4-2666 | 21.3 |
DDR4-2400 | 19.2 |
DDR4-2133 | 17 |
DDR4-1866 | 14.9 |
DDR4-1600 | 12.8 |
また、ストレージについては、SSDに最適化されたNVMeという規格のSSDを採用しており、データの読み込み・書き出しが高速に行えるという特徴があります。
ディスプレイの確認
DELL Latitude 9330は、13.3型の「WQXGA:2560×1600(タッチ)」の液晶を採用しています。高画質で鮮やかな色表現が特徴で様々な用途で快適に使うことができます。また、2in1ノートパソコンなので、タッチ操作が可能となっています。
以下は、ディスプレイの詳細性能です。
- 映像美
- 5
- 応答速度
- 3
- コントラスト
- 4
- 視野角
- 5
- フリッカー
- 4
持ち運び性能(バッテリー駆動時間・重量)の確認
DELL Latitude 9330は、重量が約1.27kgとノートパソコンの中でもかなり軽量なモデルです。バッテリー駆動時間についても大きな負荷をかけることがなければ優秀なのでコンセント環境等がなくても気軽に持ち歩くことができます。
また、uSIMスロットを搭載しているので、キャリア契約をすれば5G対応が可能でWifi等の環境がないとこでもテザリングせずに通信が可能です。
公表値 | - |
音楽再生 | 6時間40分 |
動画編集 | 2時間50分 |
※1. 音楽再生はMedia Playerでmp3ファイルを再生。
※2. 動画編集はpremire proでHD動画を再生。
接続規格の確認
接続規格には、以下の規格が備わっています。
- Thunderbolt4(Type-C)端子 × 1
- USB Type-C × 1
- uSIMカード スロット
- ヘッドホン出力/マイク入力端子 × 1
- ウェッジ ロックスロット
Type-CのThunderbolt4規格が備わっているので、データの読みこみ・書き出し時間の短縮や、大型ディスプレイへの出力等がストレスなく行えます。
BTOカスタマイズについて
DELL Latitude 9330で購入時に選択できるBTOカスタマイズは、officeソフトとセキュリティソフトのみです。メモリやストレージのカスタマイズはできません。
より高性能なノートパソコンを購入したいという場合は、上位のモデルを選択するという形になります。
ゲーム性能について
ゲーミングパソコンの性能を図る2つの指標
一般的に、ゲーミングパソコンの性能を図る指標として、フレームレートとリフレッシュレートという2つの指標を使います。
ゲーミングパソコンの性能を図る2つの指標
- フレームレート(fps):グラフィックボード(GPU)性能に依存
- リフレッシュレート:ディスプレイ性能に依存
フレームレート(fps:frame per second)とは、「1秒間あたりに表示される画像(フレーム)数を表す単位」のことで、その能力は主にグラフィックボード(GPU)の性能に依存します。このフレームレート(fps)の数値が高ければ高いほど1秒間に表示できるフレームの数が多くなり、より滑らかな映像表現が可能になります。そのため、特に、eスポーツなどの分野では、フレームレート(fps)が高いほど相手の行動を正確に把握できたり、操作の遅延(レイテンシ)が少なくなるので、フレームレート(fps)の数値が重要視されます。
リフレッシュレートとは、「液晶が1秒間の間に画像を何回描画できるかを表す数値」で、ディスプレイの性能に依存します。リフレッシュレートが高いほどよりスムーズに映像などのグラフィックを映し出すことができます。
つまり、高フレームレートに対応するためには、液晶も高リフレッシュレートの液晶を使う必要があるということです。
DELL Latitude 9330のゲーム性能
DELL Latitude 9330のゲーム性能
- ロールプレイングゲームのような高フレームレートが求められないゲームは可能
- シューティングやバトルがメインのFPSゲームはプレイは可能だが不利
フレームレートについて
以下は、主要な人気ゲームごとのフレームレートの推奨値とDELL Latitude 9330のフレームレート値の一覧です。
フレームレート(fps) | ||
Apex Legends | 推奨 | 144fps |
DELL Latitude 9330 | 65fps | |
Fortnite | 推奨 | 144fps |
DELL Latitude 9330 | 63fps | |
FINAL FANTASY15 | 推奨 | 60fps |
DELL Latitude 9330 | 56fps | |
GTA5 | 推奨 | 60fps |
DELL Latitude 9330 | 32fps |
※1. フルHD、高画質で計測
※2. GeForce Experienceで計測
※3. 推奨値については快適にプレイできる数値で、公式公表値の必要スペックとは異なります
DELL Latitude 9330のフレームレート値を見ると、フレームレート値が足りていないことが分かります。実際にプレイをしてもカクツキや遅延が送ることがありました。
リフレッシュレートについて
DELL Latitude 9330の液晶のリフレッシュレートは60Hzです。そのため、ゲームをするのであれば、Thunderbolt4の端子を利用した外付けディスプレイへの接続がおすすめです。
DELL Latitude 9330 口コミ・評判
DELL Latitude 9330のについての口コミ・評判は見つかりませんでした。
そのため、評判を知りという方は、この記事のレビューを参考にしてみてください。
また、twitterの口コミはこちらからどうぞ。
公式サイトの口コミはこちらから確認ができます。
まとめ
この記事では、DELL Latitude 9330についてスペックから価格、口コミ等について紹介してきました。
DELL Latitude 9330は、2in1のモバイルノートパソコンで、持ち運びが楽で、またタブレットとしても使えるということが特徴です。そのため、以下のような方におすすです。
ただし、重量が重く持ち運びが大変なので頻繁に持ち歩く機会があるという場合は他のPCを検討することもおすすめです。
DELL Alienware m18はこんな方におすすめ
- パソコンを頻繁に持ち運ぶ人
- Webデザイナー
- プログラマー
- 副業で使えるパソコンを探している人
- など
用途・目的別のおすすめノートパソコンの紹介
用途や目的にあったおすすめのノートパソコンや選び方のポイントを知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。
Q&A
BTOパソコンとは?
BTOとは、「Build To Order」の略称で、受注生産方式のをパソコンを意味しています。BTOでは、CPUやグラフィックボードの変更、メモリの増設などのニーズに応じたカスタマイズが可能で、現在多くのPCメーカーがこのBTO方式を採用しています。
PassMarkとは?
PassMarkとは、オーストラリアのPassMark Software社が提供するベンチマークを測定するためのソフトウェア及びサービスです。
ベンチマークの算出方法は?
CPU性能に関わる以下の項目のテスト結果を平均して算出しています。
- 整数の演算処理速度を図るテスト
- 並列データ圧縮速度を図るテスト
- 1秒間にいくつの素数を見つけることができるかを図るテスト
- 暗号化の処理速度を図るテスト
- 浮動小数点数の演算処理速度を図る速度
- 拡張命令によりどのくらい演算処理速度を改善しているかを図るテスト
- ソートアルゴリズムによりCPUが文字列をソートするのにかかる時間を図るテスト
- CPUが物理的な相互作用にかかる時間を図るテスト
- ひとつのCPUコアのみの処理速度を図るテスト
- 整数、浮動小数点、素数、ソートについてのテストスコアの複合平均値