CAD利用者約49名を対象とした2025年5〜6月の調査では、ノートPCへの不満1位は「発熱・ファン音」(約8割が言及)、2位は「バッテリー持ち」(約6割)、最多業種は建築・土木設計(約15名)でした。
調査概要
- 調査名:CAD利用者限定|CAD用途で利用中のノートパソコンに関する調査
- 実施主体:4DPocket編集部
- 実施媒体:クラウドワークス(CrowdWorks)
- 実施期間:2025年5月28日〜2025年6月10日
- 有効回答数:約49名
- 対象条件:CADを業務または学習で使用中のノートPC利用者
- 集計・分析日:2026年4月19日(4DPocket編集部)
【調査の限界】本調査はクラウドソーシングサービス「CrowdWorks」を通じて回答者を募集しました。IT親和性が比較的高い層に偏っている可能性があり、CADユーザー全体を代表するものではありません。有効回答数が約49名と小規模なため、統計的な一般化には注意が必要です。参考情報としてご活用ください。
4DPocket編集部は2025年5〜6月、クラウドワークス経由でCAD利用者に限定したノートPCへの満足度アンケートを実施しました。有効回答数は約49名。本ページでは回答者の属性・利用機種・価格帯・不満点・満足点の集計結果を公開します。
本調査データは、CAD向けPC選びの参考情報として、また引用・研究目的でご活用いただけます。引用の際は出典(4DPocket・本ページURL・約49名)とサンプルの偏りに関する注記を必ず明記してください。
目次
1. 回答者属性
当サイト調査(2025年5〜6月・有効回答約49名・CrowdWorks経由)の回答者属性です。
職業・業種
回答者の職業・業種の推定内訳は以下の通りです(複数業種に該当する場合は主業務で分類)。
| 職業・業種 | 推定人数 |
|---|---|
| 建築・土木設計 | 約15名(最多) |
| 機械・製造設計 | 約12名 |
| CG・映像制作 | 約8名 |
| その他(積算・バックオフィス等) | 約8名 |
| 学生(建築・工学系) | 約4名 |
| インテリア・空間デザイン | 約2名 |
※人数は推定値(原分析者による属性分類)。合計が約49名と一致しないのはその他の分類方法による。出典:当サイト調査(2025年5〜6月・CrowdWorks経由)
建築・土木設計が最多(約15名)で、機械・製造設計(約12名)と合わせると設計業務従事者が回答者の過半数を占めます。学生(約4名)や映像制作(約8名)など多様な用途を含むのも特徴です。
使用CADソフト(複数回答)
回答者が業務または学習で使用しているCADソフトは複数回答で以下が挙げられました(主要なもの)。
使用CADソフト(複数回答・主要)
- AutoCAD(最多)
- Jw_cad
- SOLIDWORKS
- Fusion 360
- Blender
- CATIA
- Vectorworks
- Revit
- IJCAD
- BricksCAD 等
出典:当サイト調査(2025年5〜6月・有効回答約49名・CrowdWorks経由)
2D CADの代表格であるAutoCADが最多で、Jw_cadも多く挙がりました。3D CAD系(SOLIDWORKS・Fusion 360・CATIA・Revit)も複数回答があり、2D・3D双方の利用者が含まれています。
使用PCメーカー
回答者が使用しているノートPCのメーカー内訳(推定)は以下の通りです。
| メーカー | 推定人数 |
|---|---|
| Dell(デル) | 約12名(最多) |
| Lenovo(レノボ) | 約10名 |
| HP(ヒューレット・パッカード) | 約9名 |
| mouse(マウスコンピューター) | 約5名 |
| Apple(MacBook) | 約4名 |
| MSI | 約2名 |
| その他(富士通・NEC・dynabook・Microsoft Surface等) | 約7名 |
出典:当サイト調査(2025年5〜6月・有効回答約49名・CrowdWorks経由)
Dell(約12名)が最多で、Lenovo(約10名)・HP(約9名)が続きます。この3ブランドで約31名と回答者の6割超を占めており、CAD利用者のPC選択はビジネス向け大手メーカーへの集中が見られます。mouse(マウスコンピューター)も約5名と一定の存在感があります。
購入価格帯
購入価格帯は以下の傾向が確認されました(当サイト調査・2025年5〜6月・有効回答約49名)。
| 購入価格帯 | 傾向・主な特徴 |
|---|---|
| 5万円未満 | 少数(学生・中古) |
| 5〜10万円 | コスパ重視・学生層 |
| 10〜15万円 | 2D CAD中心・学生 |
| 15〜20万円 | 標準構成 |
| 20〜30万円 | 3D CAD実務 |
| 30〜40万円 | ハイエンド・ワークステーション |
| 40〜50万円以上 | プロ向けワークステーション |
※価格帯別の人数は本調査では取得していないため、傾向のみを示します。出典:当サイト調査(2025年5〜6月・CrowdWorks経由)
2D CAD中心の学生・コスパ重視層は10〜15万円帯が中心です。3D CAD実務利用者では20〜30万円帯が多く見られ、CADの用途・使い方によって投資額が大きく異なります。
2. 満足度の傾向(各評価軸)
各評価軸に対する満足度の傾向と、記事制作への示唆を整理します(当サイト調査・2025年5〜6月・有効回答約49名・定性分析)。
| 評価軸 | 満足度の傾向 | 示唆 |
|---|---|---|
| CPU(処理性能) | 高め(★4〜5が多い)。概ね満足 | Core i7以上を選んだユーザーに不満が少ない |
| GPU(グラフィック性能) | ばらつきあり。3Dユーザーほど高評価の機種を選ぶ傾向 | GPU選定の重要性を裏付け |
| メモリ・ストレージ | 中〜高め(★3〜4)。概ね満足 | 32GB以上ユーザーに不満が少ない |
| ディスプレイ | 中〜高め(★3〜4)。概ね満足 | 特記事項なし |
| 排熱・静音性 ★最低 | ★3前後が最多。最も不満が集中する軸 | 冷却性能への言及を記事の中心に据える根拠 |
| 携帯性 | 中〜高め(★3〜4)。「重い」という不満が多い | 重さとのトレードオフを明記すべき |
| 価格 | 中〜高め(★3〜4)。「高いが仕方ない」層が多い | 価格帯別ガイドの有効性を裏付け |
| OS安定性 | 高め(★4〜5)。概ね高評価 | 十分なスペックで選べば問題ない |
出典:当サイト調査(2025年5〜6月・有効回答約49名・CrowdWorks経由)・定性分析
3. 不満点ランキング(自由回答より)
自由回答のテキストを定性分析した結果、以下の不満が多く挙げられました(当サイト調査・2025年5〜6月・有効回答約49名)。言及頻度は原分析者による評価値であり、自動カウント値ではありません。
| 順位 | 不満点 | 言及頻度(定性分析) |
|---|---|---|
| 1位 | 発熱・ファン音 | 約8割 |
| 2位 | バッテリー持ちの悪さ | 約6割 |
| 3位 | 重量 | 約4割 |
| 4位 | 価格 | 約3割 |
| 5位以下 | USB端子の数・位置/ストレージ不足(512GBでは不足)/3D用途でのグラフィック性能不足(内蔵GPU選択者) | 少数(複数) |
4. 満足点(自由回答より)
同じ自由回答から抽出した、CAD利用者が評価しているポイントです(当サイト調査・2025年5〜6月・有効回答約49名・定性分析)。
- 処理速度(最多):「CADがスムーズに動く」「フリーズしない」という声が最も多く、CPU・RAM性能への満足が高い
- メモリの余裕:「32GB以上で複数ファイルの同時作業も安定する」という声が複数
- ディスプレイの見やすさ:有機EL・高解像度モデルを選んだ回答者からの高評価
- コストパフォーマンス:「予算内で十分なスペックが確保できた」という声
5. 代表的な声(自由回答より引用)
以下は自由回答から抽出した実際のコメントです(当サイト調査・2025年5〜6月)。氏名は回答者が任意に記載したハンドルネームを使用しています。
発熱・冷却に関する声
「3DCADを使うと本体の発熱が大きく、ファン音が気になる。長時間使用していると排熱が追いつかず、パフォーマンスがやや落ちる場面もありました。」
(CAD_Pilot・50代・機械設計・Lenovo Legion 5i Gen 8)
「高負荷時の発熱とファン音がかなり気になる。頻度は少ないですが熱暴走を一度起こした。」
(せってん・40代・バックオフィス・HP ZBook 15 Fury G7)
メモリ不足・フリーズに関する声
「重めのデータや複数のアプリを開くと固まってしまうことも多々あります。特に3D系のデータは苦戦した。」
(na・20代・学生・MacBook Pro ※推奨スペック未満の構成)
「処理速度が以前のパソコンに比べて遅く感じる。図面作成中に何度かフリーズした事がある。」
(モリモリ・40代・建築設計・NEC VersaPro)
十分なスペックを選んだユーザーの満足
「Fusion360やSOLIDWORKSを日常的に使用しており、複雑な3Dモデルやレンダリング作業でも処理落ちやフリーズが発生しにくく、非常に安定しています。Core i7とRTX 4060の組み合わせに期待通りの性能が出ていて満足。メモリ32GB・ストレージ1TBの構成で、複数ファイルを同時に開いてもストレスなく作業できます。」
(CAD_Pilot・50代・機械設計・Lenovo Legion 5i Gen 8)
「周囲の同じソフトを使用している方がPCが重すぎて作業にならないと嘆いているなか、快適に作業できているため満足。」
(ひつじ・20代・建築設計・HP)
ISV認証・ワークステーション選択の声
「SOLIDWORKSで複雑な3Dモデリングや大規模アセンブリの扱いに耐えうるノートPCが必要。Dell Precision 5570を選んだのはISV認証によるCADソフトとの互換性・安定性が決め手。数百部品からなるアセンブリもスムーズに扱え、レンダリングや簡単な解析もストレスなくこなせます。」
(yo-hei・30代・機械設計・Dell Precision 5570)
6. 調査結果から読み取れるCAD PC選びへの示唆
当サイト調査(2025年5〜6月・有効回答約49名・CrowdWorks経由)のデータで裏付けられる範囲で、CADノートPC選びへの含意をまとめます。
排熱・冷却性能は選定の最優先チェック項目
満足度の定性分析で全評価軸中最も不満が集中したのが排熱・静音性です(★3前後が最多)。自由回答でも約8割の回答者が発熱・ファン音を不満として挙げており、サーマルスロットリングによるパフォーマンス低下を実体験したユーザーの声も複数ありました。CAD用ノートPCを選ぶ際は冷却性能の確認を最優先にすることが、この調査データから強く示唆されます。
バッテリーはCAD作業時2〜3時間で切れるケースがある
不満2位のバッテリー持ち(約6割が言及)は、「CAD作業中は2〜3時間で切れる」という具体的な声(Dell Precision使用者)が代表的です。CAD処理は高負荷なためバッテリー消費が大きく、AC電源常時接続前提の運用を想定しておく必要があります。
32GB以上のメモリで複数ファイルの同時作業が安定する
満足度の定性分析では「32GB以上ユーザーに不満が少ない」傾向が示されています。自由回答でも「32GB以上で複数ファイルの同時作業も安定する」という声が複数ありました。3D CADや大規模アセンブリを扱う場合は特に、メモリ容量が体験差を生む要因となります。
DellとLenovoが実務ユーザーの主力(約12名・約10名)
使用メーカーはDell(約12名)とLenovo(約10名)が上位で、この2社で回答者の45%超を占めます。特にDell Precision(ワークステーション)はISV認証の観点から3D CAD実務ユーザーに選ばれている点が証言から読み取れます。
MacBookは3D用途に苦戦するケースがある
MacBook Pro利用の学生(na・20代)から「3D系データで固まってしまう」という声が挙がっています。MacはWindowsネイティブのCADソフト(AutoCAD・SOLIDWORKS等)との互換性やスペック構成が課題になるケースがあります。
CADノートPCの詳しい選び方・おすすめ機種はこちら
上記の調査結果を踏まえ、排熱・冷却性能・メモリ容量を重視したCADノートPCの選び方とおすすめ機種を別記事でまとめています。
7. 引用・転載ポリシー
本調査データ(数値・表・証言引用)を記事・研究・資料に引用する場合は、以下の形式で出典を明記してください。
推奨引用形式:
4DPocket編集部「CAD利用者ノートパソコン実態調査 2025」(有効回答約49名・2025年5〜6月実施・CrowdWorks経由)
※引用の際は有効回答数(約49名)・実施媒体(CrowdWorks)・調査の限界(IT親和性の高い層に偏っている可能性)を必ず合わせて記載してください。
データの全文転載・二次配布は禁止です。一部引用は出典明記の上でご利用いただけます。
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9. よくある質問
最終更新日:2026年6月21日 | 調査実施期間:2025年5月28日〜6月10日 | 分析日:2026年4月19日
